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立山カルデラ


 立山カルデラ(弥陀ヶ原台地の南側の地域、東西約6.5キロメートル、南北約4.5キロメートル、標高差が500〜1700メートルの巨大な窪地)は、日本でも有数の大規模崩壊地です。あまり有名な言葉ではありませんが「日本三大崩れ」と言うのがあり、「鳶山崩れ(立山カルデラ)」「大谷崩れ(静岡県)」「稗田山崩れ(長野県)」を指します。
 カルデラには、多量の崩壊土砂が残留し常願寺川流域に度重なる土砂災害をもたらしてきました。このため土石流から富山平野を守るために100年余りも前から日本でも屈指の砂防事業(明治39年(1905年)富山県が着手し、大正15年(1926年)から国の砂防事業)が続けられています。立山カルデラ内の数カ所からは温泉が湧出し、戦前は立山温泉として湯治客や登山客で賑わっていました。江戸時代の安政5年(1858年)の安政の大地震により「鳶崩れ」が発生し(立山温泉埋没)、その後4月と6月には大洪水が発生し大きな被害をもたらしました。その後も度々崩落を繰り返しています。
 室堂バスターミナルから徒歩で往復1時間半くらいの場所にある「室堂山展望台」や弥陀ヶ原バス停から往復35分の「カルデラ展望台」などから立山カルデラを眺めることができます。また、詳しく知りたければ立山ケーブルの立山駅近くの「立山カルデラ砂防博物館」を訪れるといいです。
 
浄土山から龍王岳への登山道から見た立山カルデラ(写真:2007年8月1日撮影)
立山カルデラ
 

 
室堂山展望台から見た雪景色の立山カルデラ(写真:2013年11月23日撮影)
室堂山展望台から見た雪景色の立山カルデラ
 
立山カルデラ砂防博物館
立山カルデラ砂防博物館
 

 
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