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奥行臼駅逓


 1903年(明治36年)に奥行臼(おくゆきうす)へ最初に入植した山崎藤次郎は、この地で馬の繁殖に力を注いだ人物です。7年後の1910年(明治43年)に開設した奥行臼駅逓は、彼の牧場内に置かれました。以降、北の別海や東の別当賀への交通拠点として賑わいを見せることになります。建物は中廊下式平面で旅館的性格が強く、旧武華駅逓と同様、当時の駅逓建築の典型といえます。1930年(昭和5年)からは「山崎旅館」として経営を続け、住宅新築を機に建物を別海町へ寄贈し、1982年(昭和57年)に文化財指定を受けました。また展示されている400点以上の資料も貴重で、見ごたえがあります。
 
奥行臼駅逓 地図(中央のポインターの場所が奥行臼駅逓です)
 
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住所:北海道野付郡別海町奥行臼15-13
 
文化財指定:北海道指定文化財
構造:木造2階建
建築年:1910年(明治43年)
 

 
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