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漁場建築佐藤家
歌棄や磯谷は古来有数のニシン千石場所として知られていました。この両場所最後の請負人を務めたのが、角十 佐藤家(カクジュウ佐藤家)です。北海道西岸にはじめて建網漁法を導入し、場所請負制廃止後も最盛期68カ統を経営する道内有数の大漁家でした。外から見ると、2階の上げ下げ窓とその上部の櫛形飾りが愛らしく、中に入ると建物中央の六角高窓からわずかに採光する21畳敷の「ジョウイ」に圧倒されます。棟上まで10メートル近くを吹き抜けた豪放さは、民家では類を見ない空間となっています。寿都町の寿都湾沿いを通る国道229号線の南側にあります。
漁場建築佐藤家 地図(中央のポインターの場所が漁場建築佐藤家です)
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住所:北海道寿都郡寿都町歌棄字有戸163
文化財指定:北海道指定文化財
構造:木造2階建
建築年:1887年(明治20年代)中頃
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