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旧檜山爾志郡役所庁舎


 1879年(明治12年)に北海道では2区89郡が制定され、適宜統合され2区19郡に役所が置かれました。江差には檜山郡と北隣の爾志郡の統合郡役所、さらに警察署兼用の庁舎が設置されました。1887年(明治20年)に建築された旧檜山爾志郡役所(きゅうひやまにしぐんやくしょ)は、北海道の道内に唯一現存する郡役所で、全国にも25棟しか残っていない貴重な建物の一つです。瓦葺きの寄棟屋根、白色ペイントの下見板、正面中央のベランダ付ポーチが印象的です。軒の厚い水平繰型(部材をえぐって曲面にした部分)や、瓦葺きの寄棟屋根を架ける手法は、函館から江差にかけての洋風建築にしばしば見られる手法です。内部は時代を感じさせる廻り階段と、壁や天井に貼られた多種のクロス張りが見所となっています。
 
旧檜山爾志郡役所庁舎 地図(中央のポインターの場所が旧檜山爾志郡役所庁舎です)
 
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住所:北海道檜山郡江差町字中歌町
 
文化財指定:北海道指定文化財
構造:木造2階建
建築年:1887年(明治20年)
 

 
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