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旧国鉄 富内線 富内駅
旧国鉄 富内線 富内駅舎は、鉱山資源の開発・運搬用として大正9年着工された苫小牧～穂別～金山間の北海道鉱業鉄道金山線の駅です。切妻造、平屋建とし、内部には待合室、事務室、畳敷の宿直室を連ねる標準的造りの駅本屋で、改札左手に転轍機操作所を張り出す点に特徴があります。旧国鉄 富内線は、北海道鉱業鉄道が金山線（沼ノ端～邊富内（へとない：後の富内駅））として1922年（大正11年）から翌年にかけて開業しました。1943年（昭和18年）に戦時買収され富岡線と改名しました。1986年（昭和61年）11月1日に廃線となりました。
旧国鉄 富内線 富内駅プラットフォームは、駅本屋背面に延びる石積2段のプラットフォームです。長75メートル程で、両端部を斜路としています。1986年（昭和61年）の廃線後、地元住民らにより「穂別銀河鉄道の里づくり委員会」が結成され、鉄道施設と鉄道用品の保存活用を核とした地域づくりが進んでいます。
旧国鉄 富内線 富内駅構内線路は、土路盤、石バラスト道床、木製枕木、鉄製軌条から構成されています。プラットフォームに平行して複線に敷設されています。軌条には、北海道鉱業鉄道株式会社が発注した敷設時のベルギー製レールをはじめとして、道内から転用されたドイツ製、アメリカ製レールなどが保存されています。
旧国鉄 富内線 富内駅 地図（中央のポインターの場所が旧国鉄 富内線 富内駅です）
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住所：北海道勇払郡むかわ町字穂別富内81-1
文化財指定：国登録有形文化財（第01-0035号から37号）
構造：木造平屋建、鉄板葺、建築面積91m2：駅舎。石造、面積600m2：プラットホーム。土路盤、道床バラスト、木製枕木及び鉄製レールからなる、複線、長さ380m：線路。
建築年：1923年（大正12年）
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