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札幌市資料館


 札幌市資料館は、旧札幌控訴院として1926年(大正15年)に建築された煉瓦造・石造・鉄筋コンクリート造2階建て、鉄板葺の建物です。外見は煉瓦造に石造(札幌軟石)を合わせた組積造ですが、2階床の支持柱を鉄筋コンクリート造とする特殊な構造になっています。平面はU字型で左右対称になり、正面中央に車寄せ玄関を設けています。設計は司法省会計課、施工は直営で谷口徳三郎などが行いました。重量感ある抑えた外観の意匠に特徴があり、大通公園に面した洋風建築として広く親しまれています。正面玄関部分の目隠しをした女神の首像はギリシャ神話の法の女神テミスに由来し、その左右の秤と剣は公平と正義を表し、後方2階の2つの鏡は真実を表しています。全国に8つ建設された控訴院のうち、現存するのは札幌と名古屋だけです。
 
札幌市資料館 地図(中央のポインターの場所が札幌市資料館です)
 
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住所:北海道札幌市中央区大通西13-4-194
 
文化財指定:国登録有形文化財(第01-0001号)
構造:煉瓦造・石造・鉄筋コンクリート造2階建、鉄板葺、建築面積820m2
建築年:1926年(大正15年)
 

 
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