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豊平館
豊平館は、1880年(明治13年)に開拓使によって造られた接待所(洋風ホテル)で木造洋風建築物です。工費28,709円19銭を費やして建築されました。設計は開拓使工業局営繕課、施工は大岡助右衛門が行いました。北海道における明治時代洋風建築の代表作となっています。1881年(明治14年)の明治天皇の北海道巡幸の際には行在所(あんざいしょ、地方巡幸での天皇の宿泊所=仮の御所)となり、同年に民間人に貸し付けられました。その後、1910年(明治43年)に宮内省から札幌区が借り受け公会堂として使用され、1922年(大正11年)に札幌市の所有となりました。1911年(明治44年)には皇太子・嘉仁親王殿下(後の大正天皇)、1922年(大正11年)には摂政宮殿下(後の昭和天皇)の北海道行啓の際に宿泊所として使用されました。戦後、札幌市街地の膨張により、1957年(昭和32年)に解体され翌年現在地に移築され市営総合結婚式場として利用されました。その後、1982年(昭和57年)から5年計画で修復工事が行われ、現在では一般公開も行われています。
豊平館の写真
文化財指定:国の重要文化財(1964年(昭和39年)5月26日指定)
構造:木造、建築面積528.8m2、二階建、亜鉛銅板葺
建築年:1880年(明治13年)
豊平館 地図(中央のポインターの場所が豊平館です)
地図の赤線が、札幌地下鉄 南北線 中島公園駅から豊平館への道順です。
地図データ 読み込み中 .....
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住所:北海道札幌市中央区南11条西4丁目中島公園内
最寄交通機関:札幌地下鉄 南北線 中島公園駅(出口5番)、札幌市電 中島公園通電停または山鼻9条電停
- 豊平館
- 札幌地下鉄 南北線 中島公園駅
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