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国立天文台 太陽分光写真儀室


 国立天文台 太陽分光写真儀室は、アインシュタインの相対性原理の検証を主目的として建てられ、アインシュタイン塔の愛称で知られています。「アインシュタイン塔」の愛称は、ドイツ・ポツダムのアインシュタイン塔と同一形式の観測施設であることに由来しています。1930年(昭和5年)に建築された鉄筋コンクリート造5階建て、地下1階の建物です。設計は東京帝国大学営繕課、施工は中村工務所が行いました。この観測施設は、塔全体が望遠鏡の筒の役割を果たしていることから、「塔望遠鏡」とも呼ばれています。天辺のドームから入った光は平面鏡に反射して垂直に取り込まれ、半地下の分光観測室でスペクトル像となり写真撮影されます。半地下部分は、1926年(大正15年)に建設されました。観測室を頂部にもつ塔状の外観が特徴で、塔の内部には建物と絶縁された機械室が上部までつながっており、その周囲に階段と準備室が設けられています。
 
国立天文台 太陽分光写真儀室 地図(中央のポインターの場所が国立天文台 太陽分光写真儀室です)
 
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住所:東京都三鷹市大沢2丁目21番1号
 
文化財指定:国登録有形文化財(第13-0010号)
構造:鉄筋コンクリート造平屋建、建築面積331m2
建築年:1930年(昭和5年)
 

 
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