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同潤会上野下アパート


 同潤会上野下アパートは、1929年(昭和4年)に建築された鉄筋コンクリート造4階建ての建物です。1階から3階は階段の両側に住戸を配置し、4階のみ中廊下を備えその両側に単身者向け個室が並んでいました。4階の壁面のみ廊下の幅だけ迫り出しています。同潤会は、関東大震災の時に国内外から集まった義損金を原資として、1924年(大正13年)5月に設立された内務省社会局の外郭団体です。同潤会アパートは、東京、横浜あわせて16ヶ所に作られました。1938年(昭和13年)、厚生省の誕生にともない、内務省社会局は厚生省社会局となり、同潤会も厚生省社会局の所管となりました。戦後、同潤会の住宅は居住者に分譲されました。同潤会アパートと呼ばれる集合住宅は、素材が鉄筋コンクリートであることや、電気・ガス・水道・ダストシュート・水洗便所など昭和初期としては近代的な設備を備えていました。
 
同潤会上野下アパート 地図(中央のポインターの場所が同潤会上野下アパートです)
 
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住所:東京都台東区東上野5丁目4番
 
文化財指定:なし
構造:鉄筋コンクリート造4階建
建築年:1929年(昭和4年)
 

 
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