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今半別館


 今半別館は、今半本店の三田支店が戦後、現在地に移り別館として創業しました。入母屋造、桟瓦葺の玄関棟(国登録有形文化財:第13-0159号)は、仲見世通り東裏手の通りから奥まって建ち、入口脇に座敷2室を配しています。狭い敷地を巧みに利用し、老舗料理屋に相応しい店構えになっています。
 
今半別館の南棟(国登録有形文化財:第13-0160号)は、玄関棟の南東に接続されています。2階建、切妻造、桟瓦葺で、敷地の関係からL字型の平面としています。1、2階とも片廊下に沿い客室を配し、1階東端には旧風呂場も残っています。室内は各室とも座敷飾りを備え、天井、建具、欄間とも、銘木をふんだんに使い職人芸の粋を凝らしています。
 
今半別館の北棟(国登録有形文化財:第13-0161号)は、玄関棟の北東、中庭を挟んで南棟と対面して建っています。2階建、正面入母屋造、東面切妻造、桟瓦葺で、1階に厨房、配膳室、事務室、2階に大小の座敷を配しています。大広間の大床と飾棚による豪華な構成、次の間天井の鳳凰彫物など、宴会場の晴れやかな空間を演出しています。
 
今半別館 地図(中央のポインターの場所が今半別館です)
 
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住所:東京都台東区浅草2丁目2番5号
 
文化財指定:国登録有形文化財(第13-0159号から161号)
構造:玄関棟:木造平屋建、瓦葺、建築面積66m2、南棟:木造2階建、瓦葺、建築面積75m2、北棟:木造2階建、瓦葺、建築面積173m2
建築年:1950年(昭和25年)頃
 

 
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