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旧岩崎家住宅


 旧岩崎家住宅は、旧三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の長男で 三代目・岩崎久弥が、J.コンドルに設計を依頼し1896年(明治29年)に建てられました。メインとなっている洋館は、17世紀初頭の英国ルネッサンスのジャコビアン様式が採用され、装飾には多種多様のモチーフが駆使されています。明治期の邸宅を代表する洋風木造建築として、国の重要文化財に指定されています。洋館南側には列柱の並ぶベランダがあり、ベランダの床にはサラセン風デザインのタイルが敷き詰められ、1階列柱はトスカナ式、2階列柱はイオニア式の装飾が施されています。東側のサンルームは、1907年(明治40年)に増築されたものです。大広間は、洋館に併設された和風居室部の中で主要な建物であり、材料を吟味した好建築となっています。洋館の隣には、地下道で繋がった撞球室もあります。現存するのは洋館、和館、撞球室の3棟のみですが、完成当時の岩崎庭園は、現在の3倍の面積(1万5千坪)あり、20棟以上の建物がありました。
 
旧岩崎家住宅 地図(中央のポインターの場所が旧岩崎家住宅です)
 
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住所:東京都台東区池之端一丁目3番45号(旧岩崎庭園内)
 
文化財指定:国の重要文化財(1961年(昭和36年)12月28日指定)
構造:洋館は、木造、建築面積531.5m2、二階建、煉瓦造地下室付(撞球室及び大広間との接続部を含む)、玄関部塔屋付、スレート葺。撞球室は、木造、建築面積138.0m2、一階建、スレート葺。大広間は、木造、建築面積319.6m2、桟瓦及び銅板葺、廊下・茶室及び便所附属。
建築年:1894年(明治27年)頃
 

 
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