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旧磯野家住宅


 旧磯野家住宅は、実業家の磯野敬が建設した住宅です。主屋は明治42年着工、大正元年竣工で、車寄を備えた平屋建の書院棟、3階建の応接棟、平屋建の旧台所棟などからなる。屋根は銅板葺で、外壁にも銅板を張る。材料は、国産の吟味された良材をふんだんに使用しています。棚、天井、建具、欄間などの造作や意匠、狂いのない塗壁に熟達した木造建築技術の一端が窺われる。表門は大正2年に竣工で、尾州檜の太い丸太材を柱に用いた四脚門です。磯野家住宅は、東京に残る数少ない明治末期から大正初頭にかけての邸宅建築のひとつであり、材料・意匠・技法・構成において伝統的な木造建築の技術と明治以降の大工技術の創意とが融合した近代和風建築の作品として高い価値があります。
 
旧磯野家住宅 地図(中央のポインターの場所が旧磯野家住宅です)
 
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住所:東京都文京区小石川5丁目19番4号
 
文化財指定:国の重要文化財(2005年(平成17年)12月27日指定)
構造:主屋は、木造、建築面積547.08m2、一部3階建、銅板葺。表門は、四脚門、切妻造、南北屋根塀及び脇門附属、銅板葺。
建築年:1912年(大正元年):主屋、1913年(大正2年):表門
 

 
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