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金澤家住宅
金澤家住宅の主屋(国登録有形文化財:第13-0045号)は、良好な住宅地として知られる本郷西片地区の面影を伝える昭和初期住宅の一つです。東京美術学校建築科の助教授であった金澤庸治が父親のために建てた住宅で、2階建の主屋のみ棟を東西方向に振っているのが特徴です。施工は清水組が行いました。
金澤家住宅の洋館(国登録有形文化財:第13-0046号)は、板塀に沿って建てられた平屋建、下見板張りの洋館で、北西面の外壁と屋根の一部をガラス張りとしていることから一見してアトリエの造りと解ります。切妻屋根の右手の寄棟部は応接室となっています。建築設計事務所兼自宅を意図したものとされています。
金澤家住宅の門及び塀木(国登録有形文化財:第13-0047号)は、造瓦葺の棟門で、左右に土台建ち、高欄風の平桁・架木を載せた竪羽目の板塀を付けています。門扉の上部に菱組格子を、冠木上には繊細な組子による欄間が入っています。門、塀とも確かなプロポーションをもち品格ある構えをつくりだしています。
金澤家住宅 地図(中央のポインターの場所が金澤家住宅です)
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住所:東京都文京区西片2丁目2番7号
文化財指定:国登録有形文化財(第13-0045号から47号)
構造:主屋:木造2階建、瓦葺及金属板葺、建築面積200m2、洋館:木造平屋建、金属板葺、建築面積29m2、門及び塀木:木造瓦葺門、板塀延長10.7m附属
建築年:1930年(昭和5年)
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