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弥生正緑館


 弥生正緑館の主屋(国登録有形文化財:第13-0017号)は、日本橋に店を構える毛織雑貨輸出商の居宅(渋谷家住宅洋館)です。根津神社の西側高台に建っています。階下洋間一室を基本としていますが、崖地に沿って不整形な玄関部や洋間の隅切り、階上の張り出し等を持っています。外装等が改装されていますが、階上西面切妻のバージボードに建設年の時代的特徴を残しています。
 
弥生正緑館の庭門(国登録有形文化財:第13-0018号)は、かっては現在地の西方に位置した正門の奥脇と庭園との境に建っていた門です。現在は、正門奥の正面寄りに移設されています。棟木にムクリ材を用い、銅板葺ムクリ屋根を架ける編笠門形式をとっています。柱材と冠木材に古材を用いるなど趣味性に富んだ門となっています。
 
弥生正緑館 地図(中央のポインターの場所が弥生正緑館です)
 
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住所:東京都文京区弥生1丁目2番3号
 
文化財指定:国登録有形文化財(第13-0017号から18号)
構造:主屋:木造2階建、鉄板葺、建築面積92m2、庭門:木造棟門、銅板葺
建築年:1906年(明治39年)
 

 
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