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明治神宮宝物殿


 明治神宮宝物殿は、1921年(大正10年)に建築された奈良正倉院の校倉風大床造の様式を模した鉄筋コンクリート造平屋建ての建物で、わが国初期の鉄筋コンクリート建築の代表作です。建築にあたり、1915年(大正4年)に設計競技が行われました。募集規定には、「建物の様式は、宝物殿として必要な儀容を保ち、社殿と調和を失はざる物とす」という項目に加え、「建築は耐震耐火なるべし」という条件がつけられ、応募点数110点のなかから、入選作6案、選外佳作5案が選ばれました。しかし、入選作がそのまま実施されることなく、応募図案を参考に、審査委員長・伊東忠太、審査員・佐野利器の指導を仰ぎ、明治神宮造営局技師・大江新太郎によって建築設計が行われました。施工は長崎橋本組が実施しました。中倉の鬼瓦は、福島県会津産の薬掛仕上で、鬼面の幅が1.15メートル、高さ1.1メートル、鬼瓦全体の高さは2.4メートルあります。現在の中倉の屋根の鬼瓦は、1982年(昭和57年)の改修工事の際に製作されました。宝物殿の内部には、明治天皇とその皇后であった昭憲皇太后が愛用した品々が陳列されています。
 
明治神宮宝物殿 地図(中央のポインターの場所が明治神宮宝物殿です)
 
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住所:東京都渋谷区代々木神園町1丁目1番
 
文化財指定:東京都選定歴史的建造物
構造:鉄筋コンクリート造平屋建
建築年:1921年(大正10年)
 

 
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