中央アルプス：宝剣岳 - いこまいけ高岡

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宝剣岳

　宝剣岳（ほうけんだけ）は、中央アルプス（木曽山脈）にある標高 2,931メートルの岩峰です。最寄りの山小屋は宝剣山荘で、宝剣山荘から宝剣岳まで岩場の登山道（鎖場あり）を登り 10分です。古来より山岳信仰の対象となった山で、江戸時代後期には下諏訪の法師が山頂に重さ7貫目（約 26kg）の錫杖を奉納したことから「錫杖岳」とも呼ばれました。山頂は大小の岩が折り重なったような場所で広場はありません。山頂には高さ4メートル程度の巨石が立っており、巨石の上部は大人一人が建てる程度の広さがありますが、そこへ上り下りする手がかり/足掛かりが少なくかなり危ないです。つまり、厳密な意味での宝剣岳のピークに立つのはかなり難しいです。山頂の岩の間には、二つの小さな祠が祀られています。木曽駒ヶ岳への日帰り登山でついでに宝剣岳も登る人が多いためかヘルメット無しの人が多くおられましたが、宝剣岳は中央アルプス遭対協が指定するヘルメット着用推奨山域となっており、念のためヘルメット被って登った方が良いです。

宝剣岳（写真：2020年8月21日 8時56分撮影）、宝剣岳山頂ピークの西側には「天狗岩」があります（写真の山頂の右にある岩）。