陸上自衛隊：除染車 - いこまいけ高岡

除染車

　除染車は、73式大型トラックをベース車両とし、2,500リッターの水槽と加温装置を搭載しています。車体の前方に除染剤の散布ノズル（2つ、前方スプレーノズル = 除染車前方約2メートルの位置で幅約3.6メートルの除染が可能）が付けられ、後方の荷台側面には手摺りのようなパイプにも除染剤を噴出す穴があり（側方シャワー装置）、側方のシャワーパイプから液体をを放射することで人員を除染でき（走行中に車両左右面への噴霧も可能）、後尾にはドラムにまかれたホースと手持ちの噴霧ノズル（スプレーガン / ウォッシュガン）が二組あります。有事の化学戦での対処は勿論のこと、災害派遣においても活躍（特に洪水後の防疫作業）する車両です。なお、化学防護車のような中性子線や有害物質から乗務員を保護するための機器は装備・装着されていません。

除染車（写真：2015年9月20日11時09分金沢駐屯地にて撮影）、観閲行進で前方ノズルから水？を噴霧しながら進む除染車

除染車車両番号：81-5734、第10師団第10特殊武器防護隊（10特防）所属、守山駐屯地（愛知県名古屋市守山区）

前方放射装置から水を噴霧（写真：2015年9月20日11時10分金沢駐屯地にて撮影）、凄い水圧で水を出してて、観閲行進の観客席最上段で写真を撮ってたのですが、カメラに砂交じりの水しぶきがかかり、堪らず一時撮影中止・・・。

待機中の除染車（写真：2015年9月20日9時01分金沢駐屯地にて撮影）、最初わからなくて、大きなタンクを積んでいるので給油車の類かと思って見物してました。

タンクと側方シャワー装置（写真：2015年9月20日9時01分金沢駐屯地にて撮影）

陸上自衛隊化学器材
化学防護車、除染車、 94式除染装置、携帯除染器（2型）

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