いこまいけ高岡 / 奈良編
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長谷寺 十一面観世音菩薩立像


 長谷寺の本堂に安置されている十一面観世音菩薩立像(じゅういちめん かんぜおんぼさつ りゅうぞう)は、1538年(天正7年)に再興(8代目)された観音像で、国の重要文化財にしていされています。この十一面観世音菩薩立像は、右手に数珠とともに地蔵菩薩が持つような錫杖を持ち、左手に水瓶を持ち、方形の磐石の上に立つ姿です。伝承によれば、これは地蔵菩薩と同じく、自ら人間界に下りて衆生を救済して行脚する姿を表したものとされ、他の宗派(真言宗他派も含む)には見られない独特の形式となっています。この種の錫杖を持った十一面観音の形式は「長谷寺式十一面観音(長谷型観音)」と呼ばれています。観音像の高さは10メートル以上(3丈3尺)あり、木造の仏像としては日本最大です。
 
長谷寺 十一面観世音菩薩立像(写真:2011年11月7日撮影)
十一面観世音菩薩立像
 

 
長谷寺 本堂の見所
十一面観世音菩薩立像本堂正面礼堂舞台屋根扁額常夜灯上登廊から見た本堂本堂左側の階段
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