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倶利伽羅権現石殿


 倶利伽羅権現石殿(くりから ごんげん せきでん)のある旧北陸道の要衝である加賀国と越中国の国境・倶梨伽羅峠」は、古代から近世にかけて、たびたび歴史の舞台に登場した北陸地方の著名な場所です。倶利伽羅権現石殿があるこの国見山は、標高が277.1メートルあり、別名「峰御前」「カカリノ宮」とも呼ばれています。石殿の建立は、向かって左側の石殿背面に「延寶五年 四社建立 松平加賀守綱利公九月八□」の銘刻があることから、1677年(延寶5年)に加賀藩5代藩主 前田綱利によって石殿の四社が建立されたことが明らかになっています。倶利伽羅権現石殿の石材は、加賀地方特産の戸室石(安山岩)を用いており、屋根は流れ造りで、堂は観音開き風の建築様式なっています。
 古来から倶梨伽羅峠は、「手向之神」や「倶利迦羅竜王」の霊地として崇拝されており、その最高峰である国見山に祀られるこの倶利伽羅権現石殿は、全国的にも類例の少ない貴重な石造文化財として1998年(平成10年)4月20日に津幡町指定文化財(建造物)に指定されました。
 
倶利伽羅権現石殿(写真:2006年4月22日撮影)
倶利伽羅権現石殿
 

 
倶梨伽羅峠の見所
倶梨伽羅峠の八重桜倶利伽羅権現石殿平為盛塚
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