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黒部ダム
黒部記の銅板
黒部ダム 黒部記の銅板(写真:2011年8月16日撮影)
銅板の銘文
黒部記
昭和三十一年五月の勇断
たちまち英智こもる工事に着手
秀れた自然への礼譲をこめて
関電・黒部の両トンネルは掘り始められた
思いもかけず 同三十二年五月
関電トンネルで大破砕帯に遭遇し
人智人力の限りをつくして半年
未来をひらく鍵は重かった
ここへわれらが生みつけた黒部湖は
澄みまさる大空からの光を貯え
しずかにひそむ電力は
昭和三十五年十一月に湧きはじめた
遠く山野をはしり 川を越え 街をくぐり
人間生活の手となり足となる電力
その源は全く整い 賛歌はこだまを呼んだ
時にこれ 昭和三十八年六月であった
竹中郁
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