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乗鞍岳登山
魔王岳
魔王岳(まおうだけ)は、標高 2,760メートルの山です。乗鞍岳への登山口の一つとなっている畳平から魔王岳の山頂まで散策道のように綺麗なた登山道が整備されています。畳平駐車場北側の登山口から魔王岳の山頂まで15分です。手軽に登ることが出来るため、多くの観光客がハイキング気分で登って行かれます。ただし、階段が続くのでハイヒールとかだと登れません。乗鞍岳の山では、大黒岳ほどではありませんんが、この魔王岳も雷鳥を見られる確率の高い場所の一つです。また夕焼けスポットとしても知られています。
魔王岳(写真:2018年8月18日11時00分撮影)、畳平から県境ゲートへの遊歩道(鶴ヶ池の南側)から眺めた魔王岳です。
畳平乗鞍における魔王岳の位置が判る地図(Map of Mount Mao-dake, Mount Norikuradake, Northern Alps (Hida Mountains))
魔王岳と周辺の山およびコースポイント
1. 畳平:標高 2,702m
2. 鶴ヶ池:標高 2,695m
3. お花畑:標高 2,675m
4. 富士見岳:標高 2,817m、ご来光スポット
5. 大黒岳:標高 2,772m、雷鳥が多い場所、ご来光スポット
6. 魔王岳:標高 2,760m、雷鳥が見られる場所(魔王岳ほどではない)、夕焼けスポット、恵比寿火山体のカルデラの峰の一つ
7. 恵比須岳(恵比寿岳):標高 2,831m、登れません、恵比寿火山体のカルデラの峰の一つ
8. 亀ヶ池:標高 2,661m、恵比須岳と魔王岳との間、恵比寿火山体の火口湖(カルデラ湖)
9. 不消ヶ池(きえずがいけ):標高 2,737m、富士見岳と摩利支天岳の間、真夏でも雪渓が残っていることがよくあります。
10. 不動岳:標高 2,875m、登れません
11. 里見岳:標高 2,824.39m、三等三角点「岩井」、登れません
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魔王岳口(写真:2018年8月18日12時54分撮影)、畳平駐車場北にある魔王岳への登山口です。
こんなに整備された階段、登山道じゃないよ(写真:2018年8月18日12時55分撮影)
魔王園地 標高 2,761m(写真:2018年8月18日13時04分撮影)、階段の登山道(遊歩道)を登り切って左手に広場があったので山頂かと思ったらただの広場(魔王園地)でした。山頂は右手に数分の場所でした。
魔王園地の山岳風景盤(写真:2018年8月18日13時06分撮影)、ガスで山並み見えないし、山岳風景盤の文字が擦れて読めない山名が多い・・・。
魔王岳山頂(写真:2018年8月18日13時12分撮影)、そして山頂に到着したのは13時15分、魔王岳口から山頂までは約20分でした。
岩ガレの山頂まで行って写真を撮り、引き返す予定でしたが、その先に広場あり、観光客の方々もおられたので、何があるか知りたくて行って見ることにしました。国土地理院の地図には魔王岳の登山道が記載されていないし、登山地図だと登山道の破線が山頂から北西へちょこっと伸びて途中で切れていました。今日の目的は二つあり、剣ヶ峰は早朝に登ってクリアしたものの、残りの「雷鳥を見る」ってのがまだで、今回雷鳥は坊主になりそうだったので、出来る限り雷鳥の良そうな場所まで行きたいって気持ちもありました。
魔王岳山頂の北西にある広場(写真:2018年8月18日13時21分撮影)
この先、行き止まり(写真:2018年8月18日13時23分撮影)、広場をズンズン歩いて行くと「この先、行き止まり」の看板がありました。登山道はこの先も続いており、保護ロープが道沿いに張られているものの「進入禁止」を示すロープの張り方じゃないので、このままゴー。登山道の先には登山者もおられてるし、安心して進入。
ハイマツの登山道(写真:2018年8月18日13時35分撮影)、チョット藪っぽい場所やハイマツ林を歩いたり、北アルプスの登山道満喫、いかにも雷鳥が出そうな雰囲気でした。
行き止まりの場所から眺めた「亀ヶ池と畳平」(写真:2018年8月18日13時29分撮影)、ちょっとしたハゲ地と高山植物とハイマツがあり雷鳥が好みそうな場所でした。地形的には恵比寿火山体のカルデラで魔王岳と恵比須岳の鞍部で行き止まりになっていました。
植物保護のため立入禁止(写真:2018年8月18日13時29分撮影)
立ち入り禁止の先(写真:2018年8月18日13時29分撮影)、踏み跡らしきものはありましたが立入禁止なので行けません。ハイマツの踏み跡の先は岩ガレの斜面で登りきると恵比須岳のようですね。
意味もなく、行き止まりまで行って見たものの、お目当ての雷鳥は見られず。「亀ヶ池」の全容を見たからヨカッタ、恵比須岳の近くまで行けた、などと気休めを考えつつ来た道を戻りました。
山頂を通り過ぎ、パチリ。山頂過ぎて少しの場所で、恵比須岳を撮ってるカメラマンがおって、よく見たら蛇腹の箱カメラ、外人さん二人だったけど、臆せず「オオバン?」って聞いたら、たどたどしい日本語で「そうだよ」と返事だったので、「どこのメーカー?ドイツ製」ってまた聞きました。デザインは昔風だけど1990年代に造られた日本製でした。そして、魔王園地手前の登山口へ戻る分岐の場所で、三脚立てたカメラマンが3人、いかにもな長玉望遠レンズを付けてるので、お目当ては雷鳥っぽい。ヒマなので、聞いてみた「何かいますか?」、答えは「何も・・・」だったので、「雷鳥撮影ですか?」、「そうです」って事で、聞くと午前中にこの近くで雷鳥1羽目撃されたらしい。ふんふんって聞いていたら、向こうでカメラマンが呼んでまして、どうやら雷鳥がいるらしい、行って見ると、ヒナ雷鳥が1羽おりました。周りを探しましたが、お母さん雷鳥や兄弟の雛は見当たらず、おまけにこのヒナ雷鳥、体が弱っているのか足取りが重かったです。この先、厳しそうです、悲しくなったけど、ようやく会えた、乗鞍での初雷鳥。撮影させていただきました。
雷鳥のヒナ(写真:2018年8月18日14時26分撮影)
魔王岳(Google Map)
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