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白山室堂
御宝庫
御宝庫(おたからこ、おたからぐら、標高 2,660m)は、2300年~2200年前の白山火山の噴火時に火口から流れ出たマグマが固まって出来た溶岩ドーム(溶岩円頂丘)です。この御宝庫は、白山を開山した泰澄上人の「千蛇ヶ池 伝説」に出てくる池です。伝説は「昔、白山の山に3000匹のおろち(大蛇)が住んでおり、たびたび里へ下りて悪さをしていました。それを聞いた泰澄上人がおろちを集め悪さをしないように諭しました。しかしどれだけ諭しても言う事を聞かないおろちが1000匹おり、泰澄上人はこの1000匹を1か所に集めて、その上にたくさんの石を積み上げ封じ込みました。これが弥陀ヶ原にある蛇塚(じゃづか)です。残った2000匹のうち、1000匹には刈込池に棲むように命じ、その池の近くにある大岩に大きな剣を立て、その剣の影が池の水鏡に映るようにしました。おろちは鉄に触れると体が腐るとされ、それを恐れたおろち達は池から出なくなりました。最後に残った1000匹には白山の頂上にある池に棲むように命じ、1000匹全てのおろちが池に入り終わると、その上から万年雪で蓋をしました。もし雪が融けて池からおろちが出てきそうになると、池の上にある御宝庫が崩れ落ち、池の蓋になるようにしたと伝えられています。白山の頂にあるこの万年雪の池が千蛇ヶ池です。」と伝えています。
御宝庫(写真:2017年8月05日9時30分撮影)
御宝庫地図(Google Map)
御宝庫とコースポイントおよび山小屋
御宝庫から眺めた剣ヶ峰(写真:2017年8月05日9時31分撮影)、写真左側の池は「紺屋ヶ池」です。
御宝庫から眺めた御前峰(写真:2017年8月05日9時33分撮影)
御宝庫から眺めた大汝峰と翠ヶ池と油ヶ池および紺屋ヶ池(写真:2017年8月05日9時32分撮影)
御宝庫の指導標(写真:2017年8月05日9時31分撮影)、「御宝庫、千蛇ヶ池から1.1㎞、白山山頂から0.2㎞、石川県」
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