陸上自衛隊：油圧ショベル

油圧ショベル

　油圧ショベルは、戦闘部隊に随伴して運用される施設科の装備であり、地隙などの掘度、掩体・掩壕などの掘削および土砂の積込み作業などで使用されます。用途によってアーム先端のアタッチ部分をバケットまたはグラップルに付け替えが可能で、油圧グラップルを使用し瓦礫などの積み込み・運搬を迅速かつ効率的に行うことが出来ます。民生品「ホイールローダー」を流用しているため性能的には民間のものと同じですが、車体色をオリーブドラブ色（ダークグリーン）としています。

油圧ショベル（写真：2011年10月16日富山駐屯地祭にて撮影）

（第4施設団第7施設群第382施設中隊（富山駐屯地）　01-2139）

グラップルを装着した油圧ショベル

（第4施設団第7施設群第382施設中隊（富山駐屯地）　01-2153）

油圧ショベル諸元（データは一例、市販品でモデルチェンジがあるとその都度変わります。）

全備重量：18,500kg（18.5トン）
全幅：2,850mm
全高：4,500mm
乗員：1名
走行速度：5.5km/h
登坂能力：tanΘ約70%（35度）
製作：日立建機株式会社

油圧ショベルの詳細写真

正面	左面	右面
背面	バケット	グラップル
アーム	運転席	エンジンルーム
キャタピラ	市街地パレード	油圧ショベル書道

陸上自衛隊施設科装備車両
81式自走架柱橋、小型ドーザ、大型ドーザ、グレーダー、資材運搬車、バケットローダ、油圧ショベル、 92式地雷原処理車

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