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野宮神社
野宮神社(ののみやじんじゃ)は、伊勢神宮に奉仕する斎宮(内親王)が潔斎のために居住した「野宮」に由来する神社です。歴代天皇は、未婚の皇女を伊勢神宮に奉仕させまつり、この女性が斎宮(斎王)と呼ばれていました。斎宮に立たれる内親王は、まず御所内の初斎院で1年余り潔斎してから野宮に移り、3年間の潔斎の後に、初めて伊勢に向かい、その時の行列を「斎王群行」と呼んでいました。野宮の場所は天皇の代替わりのたびに異なっていましたが、嵯峨天皇の代の仁子内親王のときから現在の野宮神社の鎮座地に野宮が作られるようになりました。斎宮は、垂仁天皇の御代の時に皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)をして奉仕せしめたのが始まりとされ、南北朝時代(14世紀後半)の後醍醐天皇の代を最後に廃絶しました。その後は、天照大神を祀る神社として存続していましたが、戦乱の中で衰退し、後に後奈良天皇や中御門天皇らの命により再興され、皇室からの厚い崇敬を受けました。現在では、毎年10月の例祭において「斎宮行列」としてその様子を再現しています。
現在の野宮神社は、3つの祠があり、中央の本殿に野宮大神(天照皇大神)を祀り、本殿右に愛宕大神と本殿左に白峰弁財天を祀っています。他に境内社として、白福稲荷大明神(本殿より右側の摂社)と大山弁財天(本殿より右側の摂社)および野宮大黒天が祀られています。大黒天の横に安置されている「お亀石(神石)」を撫でて祈れば、一年以内に願いが成就されるといわれています。野宮神社入口の黒木鳥居はクヌギの木の皮を残したまま使用する日本最古の鳥居の様式で、小柴垣はクロモジの木を用いています。境内には苔を用いた美しい庭園として有名な「野宮じゅうたん苔」があります。また、源氏物語「賢木」の巻にも現れ、謡曲「野宮」の題材ともなっています。
公式Webサイト:野宮神社(--- 源氏物語の宮 --- 良縁、子宝、学問の神様)
野宮神社(写真:2011年11月9日撮影)
野宮神社の見所
野宮神社 地図(Map of Nonomiya Shinto shrine, Kyoto City, Japan)
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住所:〒616-8393 京都府京都市右京区嵯峨野宮町1
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