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檜隈寺跡
檜隈寺跡 講堂跡
檜隈寺跡の講堂跡は、1981年(昭和56年)に奈良国立文化財研究所によって発掘調査が行われ、建物の規模と構造が判明しました。講堂基壇の規模は、東西35.3メートル(120尺)、南北21.2メートル(72尺)、高さ1.2メートルです。基壇化粧は瓦積みとされ、後に玉石によって補修が行われていました。講堂の建物規模は、桁行29.4メートル(100尺)、梁間15.3メートル(52尺)の七間×四間の四面庇建築物でした。出土した瓦の年代から、講堂は塔と一緒に7世紀末頃に造られたと考えられます。
檜隈寺の講堂のように瓦積み基壇を持つ建物は、近江(滋賀県)の崇福寺(すうふくじ)と南滋賀廃寺(みなみしがはいじ)や山城(京都)の高麗寺(こまでら)などで確認されていますが、飛鳥地方では始めての発見例です。なお、瓦積み基壇は朝鮮半島に多く見られる基壇化粧であることから、檜隈寺が渡来系氏族である東漢氏(やまとのあやうじ)の氏寺として建立されたとされる伝承を裏付けています。
檜隈寺跡 講堂跡(写真:2009年10月25日撮影)
檜隈寺跡 講堂跡 地図(Map of Kodo, Site of Hinokuma-dera Temple)
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- 檜隈寺跡
- 塔跡(土壇の上に十三重石塔)
- 講堂跡(土壇あり)
- 金堂跡(遺構なし)
- 中門跡(遺構なし)
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