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橘寺
橘寺 本堂(太子堂)
橘寺の本堂は、太子堂とも呼ばれ、江戸時代最末期の1864年(元治元年)に再建された建物で、本尊として木造 聖徳太子坐像(国の重要文化財)が安置されています。なお本堂には、他に聖徳太子孝養像と田道間守(タヂマモリ)像も安置されています。
田道間守(タヂマモリ)は、日本書紀によれば、垂仁天皇(第11代天皇)の時に勅命を受けて、トコヨ(常世)の国(現在の中国雲南省?)へ不老長寿の薬を探しに行ったと伝えられています。10年の長きにわたる苦労の末に漸く秘薬を探し出し、それを持ち帰ったが垂仁天皇は既に崩御した後でした。この時に田道間守が持ち帰ったのが「トキジクノカグノコノミ(非時香菓)」といい、この実を現在の橘寺の地に蒔くとやがて芽を出したのが橘(ミカンの原種)で、それからこの地を橘と呼ぶようになったと伝えられています。また田道間守は、黒砂糖も持ち帰り、橘と共に薬として用いたので、後に蜜柑・薬・菓子の祖神として崇められるようになりました。和菓子屋に橘屋の屋号が多く使われるのは、この縁によるものとされています。タチバナ(橘)の名称自体も、タヂマハナ(田道間花)が転じたものとの説もあります。
橘寺 本堂(写真:2009年10月25日撮影)
橘寺 本堂地図(Map of Hondo(Main Hall), Tachibana-dera Temple)
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