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雪の大谷ウォーク


 雪の大谷ウォークは、室堂バスターミナル近くの立山黒部アルペンルートの道路で行われる春のイベント(2014年は4月16日から6月22日)です。日本有数の豪雪地帯である立山周辺は十メートル近くの雪が積もり、雪の大谷周辺では山から滑り落ちた雪もあり豪雪の年には19メートル(2006年)も積もることがあります。4月中旬のアルペンルート開通にあわせて行われる「雪の大谷ウォーク」では、雪の渓谷を歩くことが出来ます。近年は、日本国内の観光客のほか台湾・香港(韓国・中国からの観光客は減少)や東南アジアからのお客さんも増えています。この時期の立山は、春とはいえ非常に寒く気温は0度近く(4月や5月半ばまでは氷点下も)なので充分な防寒具と滑らないように長靴などがあったほうが良いです。
 
雪の大谷(写真:2006年4月18日撮影)、この年は雪が多く(積雪 19メートル)まさに絶壁状態となった雪の大谷
雪の大谷
 
雪の大谷、過去の積雪(4月下旬の開通当初)
      2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年
積雪量       19m 13m 19m 15m 18m 17m 17m
2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年
積雪量 14.5m 15m 16m 14m 19m 15m 16m 17m ?? ??
 
 2006年の初「雪の大谷」から8年ぶりに、雪の大谷(2014年)に行きました。2013年から2014年春にかけての冬は、関東では記録的な豪雪でしたが、ここ富山ではかなり雪の少ない過ごし易い冬でした。そんな訳で、雪の大谷の積雪量もそれなり・・・。ニュースでは「例年よりやや少ない程度の15メートルで結構ありますよ〜」ってなことを言っていました。確かに「雪の大谷」で局地的にはたくさんの積雪ですが、立山黒部アルペンルート立山高原バスの始発である美女平は積雪がかなり少なく、弥陀ヶ原まで来ても雪の壁が低かったです。まぁ、積雪が少ないと文句を垂れてもどうしようもありません。今回の目的は、「雪の大谷を上から撮る」「雪の大谷から綺麗な青空を撮る」です。訪れたのは2014年4月25日です。当日は、前日からの晴天が続き、前夜も晴れ渡り気温が低下する放射冷却現象となったので、雪面はがちがちに凍りついて(富山で言うところの「スンズラ」)いました。
 まず第一目的の「雪の大谷を上から」の写真を撮るために室堂ターミナルを出発しました。何処が撮影場所になるか詳しい情報がなかったのですが、雪の大谷を上から撮影するためには、国見岳の斜面へ行く必要があるはずです。雪の斜面を登ることを覚悟して、カンジキとアイゼンを持参しました。当日は前述のごとく雪の表面は凍りついていたので、カンジキの必要が無く、滑らないようにアイゼンを装着しました。ターミナルを出て、立山三山(台形の山)を眺め、富山県立山センターの建物を回りこむように歩き、国見岳へと続く斜面を登ります。傾斜があり、雪面がガチガチで滑り落ちないように踏ん張りながら歩くとちょっときつかったです。暫く歩くとアルペンルートの車道が溝のように見えてきました。ちょっと遠景過ぎて写真的にイマイチだな〜と・・・、よく見ると車道の溝から20メートル?くらい離れたところに雪上車で均した道が室堂ターミナルから天狗平方向へ向かって、その道の両側に縄が張ってありました。スノーボードを担いだ人が歩いているので、国見岳へのアクセスに使えるようでした。つまり、私みたいに無理して斜面を歩かなくても、この車道沿いの道を行けば、雪の大谷を上から写真をラクに撮影出来たのでした・・・。ちなみにこの道は警告板によれば「管理用小段」と呼ばれ、山スキーやスノーボードの滑走区域と雪の大谷を隔てる警戒区域です。この道を歩くのは問題ありませんが、縄を越えて雪の大谷側に入り込むのは非常に危険です。なんたって高さ15メートルの雪に壁が直ぐそこにアルのですから、もしも落ちたら即死だし、雪の塊を落とすと雪の大谷ウォークを楽しんでいる観光客にドスン、これも命の危険になります。なので、どんなに臨場感ある「雪の大谷」写真を撮りたくても、縄の所でパチリで我慢しましょう。
 
上から見た雪の大谷(写真:2014年4月25日撮影)、奥の山は大日連山
2014年 上から見た雪の大谷
雪の大谷と大日岳
雪の大谷と大日岳
雪の大谷とホテル立山
雪の大谷とホテル立山
 
雪の大谷付近から眺めた立山三山と浄土山(写真:2014年4月25日撮影)
雪の大谷付近から眺めた立山三山と浄土山
 
 テクテクとここまで歩くと、東側にはあの剱岳が見えてきます。すぐに雪の大谷の車道に降りたいような気もしますが、無理です。私が歩いてきた場所は、観光客がこない場所で、いわば断崖の上、車道へ降りる階段なぞは造ってありません。素直に来た道を室堂ターミナルへ戻るの早道です。私は時間があるので、このまま撮影を続けながら、天狗平まで下りました、すぐです。この辺の場所は、登山道ではないので夏は歩けないため、この時期だけのアングルで写真を撮れます(まぁ、室堂一帯で4月と5月はハイマツを踏み荒らさない限り制限区域以外であればどの場所でも撮り放題)。上の写真の場所(ほぼ雪の大谷の最高地点)から30分で天狗平山荘に到着です。1時間ほど歩いて来たので、汗を掻きのども渇きました。富山の銘酒「立山」を飲ん(1合 600円)で一休み、朝からうぃ〜。
 天狗平山荘を出てすぐに立山アルペンルートの車道を渡ります。ここにはバス停があり、除雪車を置くスペースがあります。このスペースの場所から天狗平へ入ることが出来ます。天狗平は、室堂へ向かってなだらかに登りとなっていますが、一面の雪原で何処でも歩けます。ただし、東側は崖になっているので行き過ぎると危険です。夏道だとここへは来られないよな〜と考えながらソーメン滝をパチリ、あんまりフラフラ歩くと疲れるのですが、あそこまで行って剱をパチリ、あ〜立山三山パチリなどをやたらシャッターをキリながら室堂へ向かって歩きます。緩やかな登りなのですが、夏の登山道と違い、右へ行ったり左へ行ったり出来るのが楽しく、無駄に歩きそれなりに疲れました。ようやく、雪の大谷の車道の終点?近くに造られた「パノラマ広場」に来ました。普通の観光客の人は、室堂ターミナルから車道を歩き、雪の大谷で雪の壁を堪能し、このパノラマ広場へ到り、大日連山、剱岳、別山、真砂岳、立山三山、浄土山などのパノラマを堪能します。その後は、再び車道を引き返すか、「パノラマロード」と名付けられた雪道を歩いて帰ります。
 室堂ターミナルを出発し3時間にして雪の大谷の核心部に到着です。本日第2目的「雪の大谷から綺麗な青空を撮る」にチャレンジです。嫌になるくらいの快晴で雲がありません。のっぺりした青空と白いだけの雪の壁を撮影することになりそうです。
 
雪の大谷(写真:2014年4月25日撮影)、広角レンズが必要でした・・・。
2014年 雪の大谷
 
2015年、雪の大谷(写真:2015年4月18日10時13分撮影)
2015年、雪の大谷
 
2016年、上から見た雪の大谷(写真:2016年4月24日14時07分撮影)、記録的に雪が少なく、高原バスに乗って運転手のアナウンス「ここが有名な雪の大谷です。」と言われても???となり、ぜんぜん雪が少ない!
2016年、上から見た雪の大谷
 
2017年4月23日、雪の大谷(写真:2017年4月23日13時47分撮影)、2016年が極端に少なかっただけに19メートルは高く見えました。それにしても海外からの観光客がとんでもなく多く渋滞してました。
2017年4月23日、雪の大谷
 

 
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