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三本杉と築山


 二上射水神社境内の三本杉と呼ばれる大杉の前に、社殿に向って(つまりは二上山に向かって)築かれる臨時の祭壇「築山」が築かれます。
 この築山は、高岡御車山祭の原初形態と言われるだけあって、そういう目で見ると正に山車のようにも見えます。築山は、二段構成の壇になっています。上段には、唐破風の簡素な祠が置かれ、その前に日吉、二上大神、院内社三神の御霊代である三本の御幣(ごへい)が立てられます。祠の屋根の上には斧をかざした天狗が立っています。御車山の上段にある本座に相当するのですね。下段には甲冑に身を固めた多聞天・持国天・増長天・広目天の四天王の藁人形が置かれ、祭壇の左右には桜と白いモクレンを模した紅白の造花が篭に入れられ飾られます。この花篭が御車山の花傘でしょう。また築山の壇の腰には、丸に紅葉の葉をあしらった幕が巻かれています。こちらは、山車の腰を飾る幔幕へ発展。
 
三本杉と築山
 

 
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