京都祇園の祭礼に習って鉾山に改造され、高岡関野神社の祭礼日に神輿と共に曳き廻され、今日に至るまで高岡の発展と共に約400年もの間継承されてきました。御車山は御所車形式に鉾を立てた特殊なもので高岡町民の心意気と財力に支えられ、格式を保ち高岡の金工・漆工・染織などの工芸技術の装飾が車輪や高欄・長押などに施された日本でも指折りの山車です。山車の構造説明
5月1日の祭りの当日、早朝より山町筋の各山町(7町=通町・御馬出町・守山町・木舟町・小馬出町・一番街通・ 二番町)で美しく飾りつけられた7基の御車山は修祓(しゅうばつ=お祓い)を行い、町内を曳き廻した後、正午に片原町交差点で勢ぞろいします。山車の巡行は、古式にのっとり一定の順路を奉曳されます。一基の山車には総勢50人の人が付き従います。
片原町交差点での勢揃い(写真:2008年5月1日正午頃撮影)

通町(とおりまち)鉾留:鳥兜(とりかぶと)
本座:布袋和尚
幔幕:白羅紗地剣梅鉢紋・本金糸刺繍
囃子:越楽天・青海波
後屏は高岡漆器の代表作と言われています。中央のからくり人形(唐子)が鉄棒からくりを行い、毎年慣例により御車山巡行の先頭を勤めています。
御馬出町(おんまだしまち)鉾留:胡簗(やなぐい)に弓矢
本座:佐野源左衛門
幔幕:仙境図綴錦織
囃子:慶雲楽
幕は藍地に三獣唐子遊模様を織り出したつづれ織りです。七町の幔幕の中では最高傑作と言われています。
守山町(もりやままち)鉾留:五鈷鈴(ごこれい)
本座:恵比寿
幔幕:緋羅紗地暈繝波壽模様・絹糸刺繍一部金糸隈取
囃子:振舞
高欄は、黒呂色仕上げの枠組みに龍の金具が飾られています。極彩色の波壽と燕が飛び交う模様は一見の価値があります。
木舟町(きふねまち)鉾留:胡蝶
本座:大黒天
幔幕:朱地綴織宝珠模様刺繍
囃子:胡蝶
名工・辻丹甫(つじたんぽ)の作と言われる高欄や人形をはじめ工芸品や車輪・幔幕・長押には目が見張ります。
小馬出町(こんまだしまち)鉾留:太鼓に鶏
本座:猩々(しょうじょう)
幔幕:春秋舞楽図綴織
囃子:迦陵頻(かりょうびん)
高欄の豪華絢爛なさまや幕押さえの金具は、高岡彫金の祖:安川乾清(やすかわけんせい)の作です。彫金着色の技は群を抜いています。
一番街通(いちばんまちどおり)鉾留:釣鐘
本座:尉(じょう)と姥(うば)
幔幕:朱地綴織剣梅鉢紋・本金糸刺繍
囃子:桃李花
長押(なげし)には、下地に草花を背景にした十二支の金具が取り付けられています。中でも「子・寅・申」が特に優れているといわれています。
二番町(にばんまち)鉾留:桐
本座:千枚分銅
幔幕:緋羅紗地剣梅鉢紋・本金糸刺繍
囃子:還城楽
他の六基が全て四輪の山車であるの対して、二番町の山車だけが二輪となっています。金工品の装飾は、御車山の白眉と賞賛されています。
| 御車山祭の風景 | |||
![]() 曳山巡行 |
![]() 山町筋に並ぶ山車 |
![]() 菅野家住宅前 |
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![]() 源太夫獅子 |
![]() 神輿 |
![]() 津幡屋与四兵衛顕彰碑 |
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![]() 母衣宿 |
![]() 角を曲がるのは大変 (前輪を持ち上げます) |
![]() 勢いよく、バック |
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高岡御車山祭スケジュール(2008年)
- 宵祭り:4月30日(水)午後6時開始
- 18時半から21時:臨時山倉でのライトアップ展示
- 本祭り:5月1日(木)11時から18時、市内曳き回し
- 10時から10時半:各町内での町内曳き
- 11時:坂下町曳揃い
- 11時20分:坂下町曳出し
- 12時:片原町交差点にて勢揃い(御車山祭セレモニー)
- 13時から:白金町から博労町へ曳き回し
- 14時:利屋町(昼食休息)、山車が並びます
- 15時15分から16時15分:出発(守山町〜木舟町〜小馬出町〜元町〜袋町〜小馬出町交差点)
- 16時20分から18時:源平町〜三番町〜一番町〜二番町〜與四兵衛顕彰碑〜御馬出町
- 18時から:関野神社前曳訣、各町へ帰還
- 18時10分から:山車解体、山宿に飾りつけ
祭りに限った臨時駐車場などは開設されません。駅周辺にある市営駐車場(高岡市営高岡中央駐車場、高岡市営白金駐車場、高岡市営御旅屋駐車場、高岡駅南駐車場、オタヤグリーンパーキング)を利用することになります。高岡市営高岡中央駐車場(駅の横)の料金(2008年現在)は、最初の30分間210円で以後30分毎に105円です。なお、山町筋にある観光駐車場は臨時山倉となるため閉鎖されます。また瑞龍寺も見学するならば瑞龍寺八丁道第1観光駐車場(無料)を利用するてもあります。ただし高岡御車山祭の場所まで20分くらい歩きます。
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