海老江に曳山は、放生津の曳山(新湊の曳山)からの影響が大きく、構造・様式・囃子など類似点が多くあります。曳山囃子は、1830年頃(天保年間)に放生津から伝えられたと言われています。本囃子の他に、お神楽、チンチコ、銀囃子などの雑曲があります。
海老江曳山の最大の特徴はからくり人形で、富山県内の曳山としてはかなり精巧なからくりに属します。東町は「唐子遊び」、中町「唐子懸垂回転」、西町「唐猿童子」のからくり人形です。中でも西町の「唐猿童子」は、本からくり人形で1979年(昭和54年)に新調されたものです。当時、日本最高の人形師といわれた7代目玉屋庄兵衛の傑作です。22本の絹糸で操作され、小太鼓を叩き歩いたり走ったりし、瞬時に唐子や猿の顔に変身するからくりです。
海老江の曳山(3基)
- 西町:創建は1841年(天保12年)、現在の曳山は1901年(明治34年)に製作、王様は恵比須(えびす)、標識は打出の小槌、鏡板は高砂の「尉と姥」
- 中町:創建は1844年(天保15年)、再建は1919年(大正8年)王様は猩々(しょうじょう)、標識は振鼓(ふりこ)、鏡板は竜虎
- 東町:創建は1857年(安政4年)、王様は三番叟(さんばんそう)、標識は軍配、鏡板は鹿を連れた「寿老人」
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