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地対空誘導弾パトリオット


 地対空誘導弾パトリオットは、地上から航空機を撃墜するミサイルです。現在ある地対空誘導弾のなかでは最も優れたシステムとされています。多機能フエーズド・アレイ・レーダーやTVM誘導方式の採用、さらにコンピュータの大幅な活用によって各種機能の自動化、迅速化、高精度化が図られています。超低高度から高高度にいたる複数目標に対し、同時に対処可能であり、高い撃墜能力を有しています。パトリオット・ミサイル発射システムはトレーラー移動式のシステムです。1つの射撃単位はパトリオット発射中隊によって運用され、射撃管制車輌、レーダー車輌、アンテナ車輌、情報調整車輌、無線中継車輌、複数のミサイル発射機トレーラー、電源車輌、再装填装置付運搬車輌、整備車輌などの10台以上の車両により構成されています。日本では1989年度から航空自衛隊の高射部隊に配備が開始され、1996年度に全国(6個高射群24個高射隊)への配備が完了しています。
 
地対空誘導弾パトリオット発射機(写真:浜松基地・航空祭にて撮影)
地対空誘導弾パトリオット発射機
 
名称:地対空誘導弾パトリオット
種別:地対空ミサイルシステム
全長:約5メートル
直径:0.4メートル
重量:約1トン
射程:百数十キロメートル
速度:数マッハ
燃料:固体1段
 

 
航空自衛隊 防空装備
地対空誘導弾パトリオット(PAC-2・PAC-3(BMD用)相当)、 81式短距離地対空誘導弾(SAM-1)、 対空機関砲 VADS-1改(Vulcan Air Defense System)、 対空機関砲 VADS-2FIM-92 スティンガー携帯地対空誘導弾91式携帯地対空誘導弾(SAM-2)
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