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雪崩紐


 現在では、山ショップへ行っても見かけなくなりましたが、かつては冬山(雪山)では「雪崩紐(雪崩ヒモ)」ってのが使われていたらしいです。雪崩紐は、長さ10メートルとか20メートルの赤色等目立つ軽くて丈夫な紐(細いロープ、、パラシュートの細紐、毛糸など)で、雪崩の発生しそうな斜面を歩く時に、紐の一端を体に結び付け、雪崩紐を引きずるようにして歩きます。後続者は、雪崩紐のもう一方の端より後を歩き、間隔(10mとか20mとか)の目安とします。運悪く雪崩に巻き込まれても、確実に間隔をあけて歩くので、雪崩に巻き込まれる人数を減らせます。また、雪崩紐は軽い素材であるため、比較的雪崩の雪に埋もれ難いとされ、雪崩後の捜索ではまず雪の上に出ている雪崩紐を捜し、その後、雪崩紐を辿ることにより、雪崩の遭難者を救出します。まぁ、雪崩紐が雪に埋もれないことが大前提ですが、埋もれなければ、これほど費用対効果の高いものは無いでしょう。あまりにも簡単すぎて商業上成り立たないためか、より確実な機器(ビーコン)を販売するためか、現在では店頭で見かけることが無くなったのが残念です。
 
私の自作、雪崩紐 1号
雪崩紐
 

 
 なぜ「私が雪崩紐を自作するか」ですが、ビーコンを買うお金がないからです。頻繁に使うものでもないし・・・。富山県の立山室堂に行き、春山の写真撮影を計画しています。2014年から県条例(富山県立山室堂地区山岳スキー等安全指導要綱)で4月・5月・11月に室堂周辺の山(斜面)で登山・山スキー・スノーボードなどを行う人を対象に入山届けの提出と雪崩ビーコン等の携帯が義務付けられました。室堂では過去にも雪崩の犠牲者が度々出ていましたが、2013年11月23日の真砂岳下(大走り)での雪崩遭難(7名死亡)が決定打となり、今回の条例が制定されました。第4条2項「雪崩ビーコンその他の適切な装備を携帯すること。」の条文があり、同条3項に「次条第1項の入山指導員又は警察官が山岳遭難の防止を図るために行う指導及び助言を尊重すること」と決められています。また雪崩ビーコンの貸し出しを行うことも明記されています。
 私の雪崩紐が、「雪崩ビーコンその他の適切な装備」として認められるか、かなり微妙です(多分ダメでしょう)、かといって雪崩ビーコン貸し出しは金額高いです。報道によれば5000円らしいです。保証金として5000円ならば雪崩ビーコンを返却すれば返金されるでしょうが、ニュースでは保証金とは言わなかったのでたぶん使用料5000円なのだと思います。実際のことは現地で聞いてみます。雪崩紐が認められず、雪崩ビーコン貸し出しで使用料5000円なら、斜面には登らず室堂散策だけで帰ってきます。
 というわけで、自作の「ゴムボール付き雪崩紐」の紹介です。
雪崩紐の一端(体側)にはカラビナを付け装着し易くしています。もう一方の端には、目立つオレンジ色のゴムボールを付けました。ゴムボールを外すと、普通の雪崩紐となり、雪上を引きずって歩けます。普段は、ゴムボールを付けた状態とし、カラビナで腰に付け、同じく腰に下げた小さめのレジ袋にゴムボール付き雪崩紐を収納します。咄嗟の時にゴムボールを取り出し、放り投げると、10メートルのビニール紐がシュルシュルと伸びて、私が雪崩に飲み込まれても、ゴムボールと赤いビニール紐が雪の上に出ている、という予定です。アバランチボール(雪崩埋没者探索用気球)の簡易版みたいな使い方を想定しています。立山室堂のように山スキーの人が多い場所で、10メートルの雪崩紐を引きずって歩くのは無理だし非常識なので、ボールを投げることにしました。急な場面で、素早く、上手く投げられるかが問題ですが、無いよりはまし・・・。
 
私の雪崩紐 詳細写真
ビニール紐
ビニール紐
ノーパンク野球ボール
ノーパンク野球ボール
ボールに網
ボールが抜けないように網を被せます
雪崩紐を投擲用ゴムボール
雪崩紐を投げるためのゴムボール
全長10メートル
全長10mとし、1m毎に結び目と数値表示
雪崩紐セット
雪崩紐セット
紐が絡まないように束ねて出来上がり
 

 
私の雪山装備
カンジキ(エキスパートオブジャパンのワカン)、 アイゼン(モンベル スノースパイク 10本爪)、 モンベル コンパクト スノースパイクコンパクト スノーショベルアイス・スパイク雪崩紐
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