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12.7ミリ重機関銃(QCB)


 12.7ミリ重機関銃(QCB)は、第1次世界大戦末期に開発された「ブローニングM2重機関銃」です。完成度と信頼性が抜群に高く、第2次世界大戦から本格的に戦場で使われ、現在でも世界各国の軍隊に配備される重機関銃です。もちろん陸上自衛隊にも多数配備(12.7mm重機関銃M2)されています。海上自衛隊では護衛艦に昔から搭載されていましたが、一時期搭載する艦艇は無くなりましたが、北朝鮮不審船事件を契機に(20㎜機関砲では威力があり過ぎた)、12.7ミリ重機関銃が再度搭載されるようになりました。この重機関銃は日本では住友重機械工業がライセンス生産しています。「QCB」は「Quick Change Barrel」の略で、従来タイプに比べ銃身の交換が容易で、安全性がさらに向上しています。
 
ヘリコプター搭載護衛艦 かが 12.7ミリ重機関銃(QCB)(写真:2017年7月15日11時09分撮影)、艦首の右舷前方に設置
ヘリコプター搭載護衛艦 かが 12.7ミリ重機関銃(QCB)
 
12.7ミリ重機関銃(QCB) 主要性能
口径:12.7㎜×99㎜全重量:約38㎏
全長:約1,650㎜初速:約895m/秒
銃身長:約1,140㎜発射速度:400~650発/分
銃身重量:約13kg最大射程:約6,700m
 

 
護衛艦 かが
艦首右舷左舷艦尾飛行甲板SH-60J 哨戒ヘリコプターSH-60K 哨戒ヘリコプター第1エレベーター第2エレベーター艦橋構造物格納庫サイド・ランプ高性能20mm機関砲SeaRAM12.7ミリ重機関銃NOLQ-3D-1 電波探知妨害装置OPS-50A 対空レーダーOPS-28F 対水上捜索レーダー艦載救難作業車ヘリコプター牽引装置膨張式救命筏前部マスト灯
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