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SH-60K 哨戒ヘリコプター


「哨戒ヘリコプター SH-60K」は、2012年現在も海上自衛隊で運用されている哨戒ヘリコプター SH-60Jの後継機種として、SH-60Jをベースに三菱重工業と防衛庁が独自に改造開発を実施した哨戒能力の向上を目指した哨戒ヘリコプターです。SH-60JのベースとなったSH-60 シーホークは元々対潜水艦哨戒専用であったため、SH-60Jも対潜哨戒に重点がおかれており、不審船などの小型船舶対処や大規模災害などでの輸送能力などに問題がありました。これらを改善すべく開発されたSH-60Kは、「対潜戦能力の向上「対水上戦能力の向上」「人員物資輸送」「警戒監視」など多用途化を目指して開発が進められました。1992年(平成4年)に研究が始まり、1997年(平成9年)にSH-60J改として正式に開発・試作を開始されました。2001年(平成13年)に試作機が工場初出荷、同年3月27日に初飛行、2005年(平成17年)3月に防衛庁長官の部隊使用承認を受け、SH-60Kとして制式採用、同年8月10日に量産初号機(8403)と2号機(8404)が海上自衛隊に納入され、海上自衛隊は2011年3月末時点でSH-60Kを37機保有しています。
 
哨戒ヘリコプター SH-60K(写真:2012年6月3日撮影)、富山県高岡市の伏木港にて
哨戒ヘリコプター SH-60K
 
名称:SH-60K
種別:哨戒ヘリコプター(哨戒機)
乗員:3~4名
最大乗組員数:12名
超過禁止速度:139ノット
実用上昇限度:約4000m
航続距離:約800km
全長:19.8m(ローター回転時)
全幅:16.4m(主回転翼直径)、3.3m(ローター折りたたみ時)
全高:5.4m
テールローター直径:3.4m
エンジン:GE/IHI T700-IHI-401C2 ×2
出力:2,145shp(離床)×2 全備重量:10.65t
武装:固定武装なし、7.62mm機銃、Mk46魚雷、97式短魚雷、AGM-114M、対潜爆弾
 
哨戒ヘリコプター SH-60K 詳細写真
機首
機首
赤外線暗視装置(FLIR)
赤外線暗視装置
逆合成開口レーダー(ISAR)
逆合成開口レーダー
データ・リンク・システム・アンテナ(データリンク用装置)
データリンクシステム・アンテナ
EMSアンテナ
EMSアンテナ
ミサイル警報センサー
ミサイル警報センサー
SLASリフレクター(着艦誘導支援装置の反射器)
SLASリフレクター
救助用ホイスト
救助用ホイスト
磁気探知装置 AN/ASQ-81
磁気探知装置
メイン・ローター
メイン・ローター
メイン・ローター基部
メイン・ローター基部
テール・ローター
テール・ローター
HQS-104 ディッピング・ソナー
ディッピング・ソナー
ディッピング・ソナー投下口
ディッピング・ソナー投下口
ウエポン・パイロン
ウエポン・パイロン
エア・インテーク(空気吸入口)
エア・インテーク
エンジン排気口
エンジン排気口
バブル・ウインドウ
バブル・ウインドウ
スタビレーター(水平尾翼)
スタビレーター
(水平尾翼)
チャフ・フレア・ディスペンサー
チャフ・フレア・ディスペンサー
フライトレコーダー(飛行記録装置)
フライトレコーダー
ブレード・アンテナHFアンテナVORアンテナ外気温度センサーアビオ冷却空気排気口ソノブイ・ランチャー前脚後脚
 
ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうがの飛行甲板で展示される哨戒ヘリコプター SH-60K
>ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうがの飛行甲板で展示される哨戒ヘリコプター SH-60K
 
SH-60K 哨戒ヘリコプター 機体右側(写真:2014年8月2日撮影)、ヘリコプター搭載護衛艦 しらねの飛行甲板にて
SH-60K 哨戒ヘリコプター 機体右側
 
ヘリコプター搭載護衛艦 かがの飛行甲板で展示される哨戒ヘリコプター SH-60K(写真:2017年7月15日11時42分撮影)、石川県金沢市の金沢港大浜埠頭にて、22-8448号機
ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうがの飛行甲板で展示される哨戒ヘリコプター SH-60K
 

 
海上自衛隊 航空機
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