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90式艦対艦誘導弾用 連装発射筒
ミサイル艇 うみたか の後部甲板に設置されている連装発射筒は、90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)用の発射筒です。遠目で見るとハープン・ミサイルの発射機と同形に見えますが、細かな部分が異なり、一番簡単な見分け方は筒上部のフタに乳首のような丸いぽっちがある方が90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)用発射筒で、筒上部が平面なのがハープン・ミサイル用発射筒です。
90式艦対艦誘導弾は、88式地対艦誘導弾(SSM-1)の技術を発展転用し開発したもので、水上艦艇や航空機(P-3C 対潜哨戒機)から発射後、敵艦艇のレーダー網をくぐり抜けるために、直ちに海面すれすれの5~6メートルまで降下し、シースキミング飛翔をします。最終段階では、自己のレーダーホーミング装置で敵艦艇を捜索・探知し、誘導し命中します。
ミサイル艇 うみたか 90式艦対艦誘導弾用 連装発射筒(写真:2009年8月2日 伏木港にて撮影)
90式艦対艦誘導弾用 連装発射筒(写真:2011年9月18日 海王丸パークにて撮影)
90式艦対艦誘導弾(SSM-1B) 諸元
- 全長:5メートル
- 直径:0.35メートル
- 質量:誘導弾総質量 1,017kg = 飛しょう体 667kg + 発射筒本体 350kg
- 射程(推定):150~200キロメートル
- 動力:ロケットモーター+ターボジェットエンジン
- 最大速力:1150km/h
- 弾頭重量:260kg
- 海上飛行高度:5~6メートル
- 最終誘導方式:レーダーホーミング
90式艦対艦誘導弾用 連装発射筒の詳細写真
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