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護衛艦 じんつう
ハープン発射機
ハープン発射機(Harpoon launcher)は、対艦ミサイル「ハープン(Harpoon)」を格納・発射するための対艦兵器です。
ハープーンは、1965年に開発(アメリカのマグダネル・ダグラス社が開発)が始まった対艦ミサイル(SSM:Surface to Surface Missile)です。艦上発射(RGM-85)・水中発射(UGM-84)・空中発射(AGM-84)の3タイプがあります。RGMとUGMでは固体ブースターが付き、UGMは耐圧カプセルに収められて魚雷発射管から打ち出されます。主翼とフィンは発射直後に展張され、テレダインJ402ターボジェットで海面すれすれを巡航します。目標の近くまではINSで飛行し、最終段階はレーダーで目標を捉えてホーミングします。発射筒(キャニスター)をまとめた4連装発射機は甲板に設置されますが、スタンダードSAMアスロックSUMの発射機からも発射できます。ハープーンは、英語で捕鯨用銛(もり)という意味です。
護衛艦じんつう ハープン発射機(写真:2008年5月10日撮影)
ハープン性能諸元
- メーカー:マクドネル・ダグラス
- 使用国:アメリカ合衆国、イギリス、日本、ドイツ、オランダなどの多数の西側諸国
- 用途:敵艦艇の撃破
- 全長:4.6メートル
- 直径:34.3センチメートル
- 翼長:91.4センチメートル
- 重量:680kg
- 構造:ターボジェット
- 誘導:INS+ARH
- 制御:空力フィン
- 弾頭:HE222kg
- 射程:100km以上(最大約200km)
- 就役年:1977年
- 搭載艦:水上艦・潜水艦など
詳細な説明と写真は「ハープーン艦対艦ミサイル発射機」をご覧ください。
海上自衛隊の護衛艦に搭載されるハープーン発射機
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