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鳳凰堂
平等院・鳳凰堂 中堂
中堂(ちゅうどう)は、世界遺産に登録されている平等院の鳳凰堂中心部分で、入母屋造り本瓦葺き・一重裳階(もこし)付き、桁行三間、梁間二間です。中堂の左右には
翼廊があり、背後には
尾廊があります。
この中堂には、国宝に指定されている本尊の
阿弥陀如来坐像が安置されています。この阿弥陀如来像は仏師「定朝(じょうちょう、平安時代後期に活躍した仏師(寄木造技法の完成者))」の確証ある唯一の遺作です。東側正面の中央扉を開けると、柱間上半分が格子となっており、本尊の頭部の高さに円窓が開けられており、阿字池の池端から本尊阿弥陀如来の面相を拝めるようになっています。長押(なげし)上の壁(天井近くの壁)には、飛雲に乗り、楽器を奏で、舞いを舞う姿の供養菩薩像の浮き彫り(現存52体)があり、「木造雲中供養菩薩像 52躯」として国宝に指定されています。26体は前述の鳳翔館で公開され、間近で見ることが出来ます。中堂の屋根上には1対の鳳凰像が据えられています。なお現在屋根上にあるのは複製で、実物の鳳凰像(国宝)は平等院のミュージアムとなっている鳳翔館に展示されています。
平等院・鳳凰堂 中堂(写真:2017年1月29日11時01分撮影)
平成の大改修前の鳳凰堂 中堂(写真:2012年4月24日撮影)
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