いこまいけ高岡 / 京都編
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高御座


 高御座(たかみくら)は、天皇の即位の儀式に天皇の御座として用いられるものです。現在の高御座は古制に則り、大正天皇即位式の際に造られたものです。昭和天皇も京都御所の紫宸殿でこの高御座で即位礼を行いました。今上天皇は、東京で即位礼を行ったため、この高御座を解体して東京まで運びました。
 三層の継段からなり、朱塗りの高欄を巡らした黒漆塗りの浜床に、八角形の屋形があり、屋形の上には中央に大鳳凰、周りには小鳳凰を載せ、大小の鏡・玉・瓔珞・帳などで装飾されています。屋形の中には、御椅子(ごいし)があり、その左右に剣璽(けんじ、三種の神器のうち「天叢雲剣」と「八尺瓊勾玉」をあわせた呼称)と御璽(ぎょじ、天皇の公印で法律・政令・条約の公布文や批准書などに捺される印章で印文は「天皇御璽」、現在の御璽は1874年(明治7年)に製作された純金製)・国璽(こくじ、国家の表徴として捺す印章で印文は「大日本國璽」、外交文書など国家の重要文書に捺される)を置く案(あん)があります。
 
紫宸殿 高御座(写真:2008年11月12日撮影)
高御座
 

 
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