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三千院
三千院 往生極楽院
往生極楽院(おうじょう ごくらくいん)は、平安時代末期の12世紀に建てられた建物で、国の重要文化財に指定されています。ただし、江戸時代の1616年(元和2年)の大修理により建物の外回り、つまり外観は江戸時代の建築様式となっています。正面三間、奥行四間、単層入母屋造、杮葺きで、妻側を正面としています。
往生極楽院内部には、像高さ2.3メートルの阿弥陀三尊像(国宝、阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩、平安時代末期の1148年(久安4年)作)が安置されています。天井は、船底天井(中央部を高くした天井)となっています。かつては、極楽院の名に相応しく、船底天井と壁面には、金胎曼荼羅、二十五菩薩、飛天雲中供養菩薩(楽器を奏でる菩薩像)、、宝相華(極楽の花園の図)などの極彩色の絵が描かれていました。長い年月を経た現在では、経年劣化による退色や煤によって殆ど判らなくなっていますが、壁面の長押などを良く見ると部分的に絵が残っています。また、宝物館である円融蔵には、創建時の極彩色画を復元したレプリカの船底天井が造られています。
三千院 往生極楽院(写真:2009年10月29日9時09分撮影)
三千院 往生極楽院 地図(Map of Ojo-gokuraku-in Hall, Sanzen-in Temple)、赤色マーカーが往生極楽院のある場所です。
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御殿門と周辺の伽藍および見所
往生極楽院 雪景色(写真:2017年1月29日13時18分撮影)
宸殿から眺めた往生極楽院(写真:2017年1月29日12時52分撮影)
阿弥陀三尊像(国宝)、中央が阿弥陀如来、左が大勢至菩薩、右が観世音菩薩
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