いこまいけ高岡 >
立山 >
ハイキングと登山 >
表銀座縦走コース
2630m地点の鉄梯子と鎖場
2630m地点の鉄梯子と鎖場は、北アルプス(飛騨山脈)の表銀座縦走コースの東鎌尾根にあり、水俣乗越からヒュッテ大槍への登山道沿いにあります。2595mピーク西の鉄梯子から槍ヶ岳方向へ進むと10分ほどは楽な(なだらかな)登りですが、その後は東鎌尾根らしくゴツゴツした岩の登りとなり、標高 2630mくらいの場所で岩崖に架けられた長めの鉄梯子が登場します。エッチラオッチラ鉄梯子を登りきると梯子に連結される形で、鎖場があります。
2630m地点の鉄梯子と鎖場(写真:2016年7月28日13時18分撮影)
2630m地点の鉄梯子と鎖場 地図(Google Map)
2630m地点の鉄梯子と鎖場と周辺の山々と山小屋
鉄梯子(写真:2016年7月28日13時19分撮影)
鎖場(写真:2016年7月28日13時20分撮影)、岩肌で滑らないように手摺りとなる鎖です。
鎖の先には鉄キノコ(写真:2016年7月28日13時21分撮影)、切通岩の手前で同じものを見た時はこの物体しかなく用途不明でしたが、こうして鎖場に実用としてあれば「鎖のアンカー杭」であることが判りました。
余裕が出てきたので、鉄キノコの笠の文字を観察(写真:2016年7月28日13時21分撮影)、この写真では「昭和六年七月二十二日」「大阪市天王寺区」の文字が読み取れます。また他に撮った写真では「山田惣太郎」「道雪渓 建」「為記念奉仕之」「東鎌尾根左側下旧道」「遭難為記念奉仕」「十二日於」「山田博二遭難」
全文は不明ですが「昭和六年七月二十二日於 東鎌尾根左側下旧道雪渓 山田博二遭難為記念奉仕之建 山田惣太郎」という文字が刻まれています。1931年に山田博二という人が東鎌尾根で遭難し、その関係者(父?)であろ山田惣太郎さんが、慰霊や後に続く登山者のために鎖場を設置した言うことでしょうか。80年以上経った現在でも実際に使われています、感謝です、合掌。キノコの下の金属ラベルは、拡大写真を撮り忘れたので詳細不明。
ページ先頭(北アルプス:2630m地点の鉄梯子と鎖場)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.