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りんどう池周辺で見た雷鳥


 2011年7月にりんどう池の周りの登山道を歩いた時に雷鳥に出会いました。当時は、高山植物やハイマツが健在だったので雷鳥の餌場になっていました。ところが地獄谷の火山ガスが強くなり、その影響でりんどう池に吹き込むガスの濃度も濃くなり、ハイマツは枯れ(たように見える)、高山植物もダメになりました。2012年と2013年の夏にりんどう池周辺の登山道を歩いた時は、ガスの臭いがきつく、雷鳥だけでなく、人間も危険かも・・・、って状態でした。もちろん雷鳥には出会えませんでした。
 もうりんどう池の周りでは雷鳥を見られないのかと思いながら、2014年4月下旬に雪の大谷の写真を撮りに行ったついでにりんどう池まで足を伸ばしました。そうすると、りんどう池南西側のハイマツが顔を出している辺りに、カメラおじさんが数人居られました。聞くと「このハイマツの中に雷鳥がいる」とのことでした。そういえば11月に来た時に仕入れた地図によると、すぐ近くのみくりが池から血の池への斜面は雷鳥の越冬地とされています。りんどう池南西側の場所はいち早く雪が融け、雷鳥の餌となるハイマツが顔を出し、そこへ雷鳥が集まるようです。ただし、この時は話を聞いただけで、実際には雷鳥を見られませんでした。雷鳥(特に冬毛の雷鳥)の写真を撮る人たちの間では、有名な場所らしいです(りんどう池の南西にある標高 2390メートルのピーク)。
 2014年テーマ「毎月、立山」の5月編「雷鳥」として、5月30日に立山へ行きました。もちろん、4月に下見したりんどう池南西側に一番先に行きました。5月末になると雪解けが進んでおり、色々な場所でハイマツが顔を出すようになっており、雷鳥も分散して縄張りを作るようになるようです。と言うことで、「雷鳥、いないよ~」と独り言を言いながらハイマツの周りを一周したのですが、雷鳥はおらず、諦めて登山道へ戻ると、山スキーの集団が「お~、雷鳥」と騒いでいました。「エッサホイ」と駆けつけると、登山道からりんどう池への斜面に雷鳥が居ました。その距離2メートルほど、いざ写真と慌ててシャッターを切りましたが、見事手ぶれでNG写真。落着いてカメラを構えなおした時には、5メートルほど離れていました。登山道から外れた雪の急斜面のため、雷鳥についていけませんでしたが、木の枝の陰から覗き見るようにしつこく写真を撮りました。
 
2014年5月、りんどう池の南東側で見たオス雷鳥
りんどう池の南東側で見たオス雷鳥(写真:2014年5月30日9時21分撮影)
りんどう池の南東側で見たオス雷鳥
 

 
私を睨みつける雷鳥(写真:2014年5月30日9時21分撮影)
私を睨みつける雷鳥
 
木陰に隠れる雷鳥(写真:2014年5月30日9時22分撮影)
木陰に隠れる雷鳥
 
2011年7月、りんどう池の北東側で見た雷鳥
りんどう池周辺で見た雷鳥(写真:2011年7月14日15時26分撮影)
りんどう池周辺で見た雷鳥
 
鳴きながら登山道を歩く雷鳥(写真:2011年7月14日15時27分撮影)
鳴きながら登山道を歩く雷鳥
 
バクバクと高山植物を食べる雷鳥(写真:2011年7月14日15時29分撮影)
バクバクと高山植物を食べる雷鳥
 
人間なんて気にしない雷鳥(写真:2011年7月14日15時30分撮影)
人間なんて気にしない雷鳥
 
りんどう池周辺で雷鳥を見た場所の地図
  1. 2014年5月にりんどう池周辺でオス雷鳥を見た場所
  2. 2011年7月にりんどう池周辺で雷鳥を見た場所
  3. りんどう池
  4. 血の池
  5. ライチョウ保護区域:ライチョウ越冬地(積雪後から11月30日まで立ち入り禁止)
  6. みくりが池温泉
  7. みくりが池
  8. みどりが池
  9. ライチョウ保護区域:ライチョウ繁殖地
 

 
立山と周辺地域で見た雷鳥写真
みくりが池室堂ターミナル~みくりが池みどりが池りんどう池剱岳・別山尾根ルート雷鳥坂奥大日岳龍王岳
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