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富山電気ビルディング


 富山電気ビルディングは、昭和11年(1936年)に日本海電気(現在の北陸電力)本社社屋として建築されました。スクラッチタイル貼り鉄筋コンクリート造り、地下一階・地上5階建て、バルコニーおよび塔屋付きの建物です。「電気ビル」の愛称で親しまれています。戦前の建築物としては富山県内に現存する最大級の民間ビルです。建築当社は本社機能だけではなく、文化的総合ビルとしても利用され「ホテル(日本海側で三番目の近代都市型ホテル)、レストラン、大ホール」などがありました。ホテルは、昭和48年に閉鎖されましたが、レストランは「電気ビルレストラン」として現在でも営業しています。昭和30年代ごろまでは、富山県内でもお洒落なスポットとして若者に人気があり、デートスポットとなっていたようです。
 現状の建物を見ると、地鉄の路面電車が走る桜橋通りと交差する通りに面した「L字型ビル」になっていますが、昭和11年に建築されたのは桜橋通りに面した建物です。それ以外の部分は、昭和31年に建てられた「富山電気ビルディング第1新館」です。スクラッチタイル貼りの外観は同じですが、最上階の壁面構造がやや異なっています。
 
富山電気ビルディング(写真:2009年4月5日撮影)
富山電気ビルディング
 
富山電気ビルディング地図
 
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住所:富山県富山市桜橋通り3番1号
 
南西角の玄関
南西角の玄関
塔屋
塔屋
バルコニー
バルコニー
バルコニー横の丸窓
バルコニー横の丸窓
建物の北西角
建物の北西角
消火栓
消火栓
 

 
富山市の主要な近代建築物
富山県庁舎富山第一銀行富山電気ビルディング桜橋佐藤工業 本店旧大和富山店(現存せず)
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