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手取渓谷


 手取川(てどりがわ)は、石川県と岐阜県の県境にそびえる白山に源を発し、白山の山麓を北へ流れ、白山市を主な流域とする一級河川です。白山から日本海までの標高差のある場所を、72㎞の比較的短い距離を流れ下るため「暴れ川」として怖れられ、過去に幾度も氾濫し加賀平野に大きな被害をもたらしました。手取川の古名は「石川」であり、古代に加賀国が成立した際に手取川以北浅野川以南を石川郡としました。この石川郡が近世まで存続し、加賀藩政時代には金沢城の「石川門」、そして明治時代に入り「石川県」の名称の由来となっています。
 この手取川の上流には手取川ダム(石川県最大のダムであり、北陸地方最大のロックフィルダム)あり、中流域は河岸段丘を形成する手取峡谷となっています。旧鶴来町市街地付近で手取川は西方向へ流れを変え、金沢平野を流れ(扇状地を形成)、金沢平野に入ると能美市と能美郡川北町の境界を流れ、最後は白山市(旧美川町)で日本海に注いでいます。手取川の河口から北東へ約40㎞の場所にある千里浜(車が走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」)は、手取川が上流から運搬した土砂が沿岸流によって堆積した砂浜です。
 手取渓谷は、手取川中流域の釜清水(黄門橋)から河原山(対山橋)までの約8キロメートルです。高さ20~30メートルの絶壁が続き、綿ヶ滝、めおと岩(江津橋の下流)、北陸電力 福岡第一発電所(レンガ造りの建屋、登録有形文化財)、古宮公園(桜の名所、かつて白山本宮があった場所)などの見所があります。
 
手取渓谷(写真:2017年8月19日10時32分撮影)、不老橋から上流
手取渓谷
 
綿ヶ滝下流の河原から見た手取川の流れ(写真:2017年8月19日10時03分撮影)
綿ヶ滝下流の河原から見た手取川の流れ
 
手取渓谷 地図(Map of Tedori Canyon (Tedori-gawa River), Hakusan City, Ishikawa, Japan)
 
手取渓谷と周辺の見所
1. 綿ヶ滝:不老橋から約620m上流
2. 不老橋
3. 黄門橋
4. 弘法池:名水百選
5. 一揆そば 長助:有名な蕎麦屋
6. 佐良橋
7. 大東橋
8. 対山橋
9. 江津橋(ごうづばし)
10. めおと岩
11. 福岡橋
12. 福岡第一発電所:登録有形文化財
 
手取渓谷(綿ヶ滝)への交通アクセスは基本的に自動車となります。 金沢市内中心部から手取渓谷まで車で55分(南南西へ道なりで30㎞、北陸自動車道・白山ICから車で55分(南へ30㎞)、白山比咩神社から車で17分(南へ13㎞)です。
 

 
白山市の観光名所
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