旧村松商店

　旧村松商店（村松商事株式会社ビル）は、1928年（昭和3年）に村松商店の自社ビルとして建てられた鉄筋コンクリート二階建て（一部三階）の建物です。民間の鉄筋コンクリート造りの建築物としては、金沢市内では比較的早い時期に建てられた事例です。蛇腹状の碧色タイルの帯装飾が壁面を縁取っているのが特徴です。直線を強調したモダニズムを基本としていますが、正面玄関に取り付けられたアールデコ調の照明器具など大正ロマンを取り入れた建築様式も融合されています。2003年（平成15年）10月21日に金沢市指定保存建築物に指定されました。地図を見るとこの建物の場所が「北陸カタン糸（株）」となっていますが、2009年6月現在は空き家となっているようです。

旧村松商店（写真：2009年6月6日撮影）

旧村松商店地図

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住所：石川県金沢市尾張町1-8-1

旧村松商店写真

アールデコ調の照明器具	碧色タイルの帯装飾
二階角部分	一階側面の丸窓

金沢市の代表的な近代建築物
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