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金沢文芸館(旧高岡銀行)


 金沢文芸館(旧高岡銀行)は、旧高岡銀行橋場支店として1929年(昭和4年)に建築された鉄筋コンクリート造り三階の建物です。設計施工は清水組が行いました。旧高岡銀行の後は、旧加州相互銀行浅野支店、旧石川銀行橋場支店として使用されました。現在は、金沢の文芸活動の拠点「金沢文芸館」として利用されています。1993年(平成5年)に金沢市指定保存建造物、2004年(平成16年)11月8日に国登録有形文化財に指定されました。
 簡略化されたネオ・ルネサンス様式の建物で、橋場交差点に面した不整形の敷地に建つためか、ファサード(建物正面)が左右二対一に分けて曲線をえがく壁面となっています。正面玄関はイオニア式角柱付け柱を左右に配した意匠となっています。一階と二階の5つの窓が一体化され、2階部分の窓がアーチ窓とし、その上部にキーストーンの意匠を配しています。三階の窓は角窓で頂部に持ち送りをキーストーン状に付けています。正面玄関を入った場所が以前は営業室として利用されていた場所で現在は交流サロンとして利用されています。建物が改装される前は、現在の二階に相当する場所が無く、二階までの吹き抜けの営業室となっていました。交流サロンの奥にある入口が木製付柱となっている空間は元々は金庫室だった空間です。交流サロンの左手は立ち入ることが出来ませんが階段があります。チラシなどが置かれているカウンターは銀行時代から接客カウンターとして利用されていたものです。右端に設置されたエレベーターで二階と三階へ上がることが出来ます。二階は「金沢五木寛之文庫」、三階は「文芸フロア(泉鏡花文学賞関連の展示など)」となっています。
 
金沢文芸館(写真:2009年6月6日撮影)
金沢文芸館
 
金沢文芸館地図
 
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住所:〒920-0902 石川県金沢市尾張町1-7-10
 
金沢文芸館 写真
イオニア式角柱付け柱
イオニア式角柱付け柱
正面入口上部
正面入口上部
三階窓上部の持ち送り装飾
三階窓上部の持ち送り装飾
三階天井の照明
三階天井の照明
 

 
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