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大原
勝林院
勝林院(しょうりんいん)は、円仁(慈覚大師)の弟子であった寂源(じゃくげん)が平安時代中期の1013年(長和2年)に声明の根本道場として創建した天台宗の寺院で、山号は「魚山(ぎょざん)」です。平安時代末期の1186年(文治2年)に天台宗の顕真(けんしん)が浄土宗の開祖・法然(ほうねん)を勝林院に招き、「大原問答」として知られる専修念仏について議論しました。その際に、本尊の阿弥陀如来が手から光明を放ち、念仏の衆生済度(しゅじょうさいど、仏道によって迷いの苦しみから衆生を救い悟りの世界に導くこと)の証拠を示したと伝えられています。
この勝林院の伽藍としては、本堂、観音堂、鐘楼、宝蔵などがあり、ほかに弁天社、日吉山三社、拝観受付手前の道路脇に法然上人腰掛石もあります。鐘楼にある梵鐘は創建当時のもので国の重要文化財に指定されています。また境内東側にある石造宝篋印塔は、鎌倉後期の作(正和五年(1316年)丙辰五月一日の刻銘がある)で国の重要文化財に指定されています。
勝林院(写真:2017年1月28日13時50分撮影)
勝林院 地図(Map of Shorin-in Temple, Ohara, Kyoto)、勝林院 境内地図
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住所:京都府京都市左京区大原勝林院町1187
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