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横尾


 横尾(よこお)は、標高 1,620メートルの場所(槍沢と横尾谷が合流し梓川となる地点)に位置しています。上高地からの散策道を更に真っ直ぐ進むと槍沢を経て槍ヶ岳への登山道、梓川に架かる吊橋・横尾大橋を渡ると涸沢への登山道、右手の急斜面へ入る登山道は蝶ケ岳への道です。
 この横尾エリアには、山小屋の横尾山荘(公式Webサイト:奥上高地 横尾山荘)、横尾キャンプ場(国立横尾幕営場)があります。横尾キャンプ場の利用届けは、横尾山荘の受付で行い、利用料(2015年現在)は 1泊一人当たり大人700円 / 小学生500円です。昼食は外来食堂で食べられますが、山荘内の食堂はキャンプ場利用者であっても夕食や朝食を食べられません。またお風呂も横尾山荘宿泊客の専用で、キャンプ場利用者は入浴できません。横尾避難小屋は、冬季の避難小屋で夏山は閉鎖されています。チップ制トイレがあります。2015年7月に行った時には、トイレの隣が工事中で新たにトイレを増設するらしいです。横尾山荘の前は広場になっており、多くのベンチが設置されています。
 上高地から歩いて3時間のため、絶好の休憩場所となっています。上高地から横尾まで続く散策道が「奥上高地自然探勝道」です。つまりこの横尾までがハイキング気分(装備)で来られる場所で、横尾より奥の槍沢や涸沢へ行く場合は「登山」と認識されるようです。現地には「ここより先は登山装備が必要」と書かれた看板が立てられていました。私だったら、ハイキングで延々と林間コースを3時間も歩いて横尾へは来ないかな・・・、紅葉を見るならアリだけど、その他のシーズンはアレですね。
 上高地方向の徳沢から新村橋(標高 1,583m)を経てここ横尾へは1時間10分、新村橋から横尾まで50分です。横尾から槍ヶ岳方向の一ノ俣(標高 1,705m)まで約1時間、横尾から涸沢・穂高岳方向の涸沢ヒュッテまで3時間10分、横尾から蝶ヶ岳方面の槍見台まで急な登りを30分、横尾から蝶ケ岳まで3時間50分、横尾から蝶槍を経て常念岳まで7時間15分です。
 
横尾(写真:2015年7月20日10時43分撮影)
横尾
 
横尾地図(Google Map)
このエリアの詳細地図は「国土地理院発行 2万5千分1地形図 穂高岳」を購入するといいです。
 
横尾と周辺のコースポイント
1. 横尾山荘:標高 1,620メートル
2. 横尾キャンプ場
3. トイレ
4. 横尾避難小屋
5. 涸沢への分岐
6. 横尾大橋:吊橋
7. 槍ヶ岳・蝶ヶ岳への分岐
8. 槍見台:標高 1,989メートル
9. 1727メートル ピーク
10. 黒沢 1700m地点
 
「横尾」指導標(写真:2015年7月20日撮影)、上高地 11KM、槍ヶ岳 11KM、涸沢 6KM、北ア南部地区遭対協
「横尾」指導標
 
チップ制トイレ(写真:2015年7月20日撮影)、「100円」と明示されていました・・・。
チップ制トイレ
 
建築中の建物(写真:2015年7月20日撮影)、右肩上がりで増える登山者のトイレ&登山情報センターを造ってるらしいです。
建築中の建物
 
「横尾野営場付近案内」登山地図(写真:2015年7月20日撮影)、横尾からの登山道の案内図です。遭難の発生情報も掲示されているので、じっくり見て出発です。
「横尾野営場付近案内」登山地図
 
蝶ケ岳への登山道(写真:2015年7月20日撮影)、横尾山荘の前を通り過ぎた場所にあります。指導標によれば横尾から蝶ケ岳までは 3.4kmです。
蝶ケ岳への登山道(
 
涸沢フェスティバル開催中(写真:2016年7月29日13時16分撮影)、横尾山荘の横に案内ブースがあり、高性能(汗で剥がれない、傷を治す成分配合)な絆創膏(靴擦れ時のカカトに貼るタイプ)を貰いました。
涸沢フェスティバル開催中
 

 
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