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ハイキングと登山
涸沢
涸沢(からさわ、涸沢カール)は、上高地から徳沢と横尾を経て約6時間歩いた場所にあります。氷河の浸食作用によって形成されたカール(圏谷)が涸沢の地形的特徴です。カール底部の標高は 2,300m程度、カール壁の上端は前穂高岳・吊尾根・奥穂高岳・涸沢岳・北穂高岳など穂高連峰の名峰が連なり、最も高い奥穂高岳の標高は 3,190mとなっています。カール上端から底部までの標高差が 約900メートルあり、日本最大級のカール地形です。
涸沢は穂高連峰の山々への登山基地です。また春から夏の残雪期には、涸沢大雪渓に遅くまで雪が残っているため夏スキーができます。更に秋にはナナカマドやダケカンバの紅葉が美しく多くの登山者が訪れます。涸沢の山小屋としては、涸沢ヒュッテ(収容人数 170人)と涸沢小屋(収容人数 100人)の二つがあります。テント泊ならば、涸沢キャンプ場(国設涸沢野営場(涸沢テント場)、涸沢ヒュッテと涸沢小屋が管理、500張り(最大1000張り程度))があります。
涸沢の紅葉は9月下旬から10月上旬と言われ、ピークを迎えるのは10月上旬です。紅葉シーズンになると、涸沢ヒュッテのWebサイトで「現在の紅葉」状況が毎日更新されます。
涸沢(写真:2019年10月05日15時03分撮影)
上高地から横尾を経て涸沢までの登山ルート地図
上高地から横尾を経て涸沢への登山コース(往復で 1泊2日)
[1日目] 上高地バスターミナルから涸沢ヒュッテまで、歩行時間 6時間10分
上高地バスターミナル 1505m~(平地1時間)~明神 1531m~(平地1時間)~徳沢 1562m~(平地20分)~新村橋 1580m~(平地50分)~横尾(横尾山荘・横尾大橋) 1620m~横尾岩小屋跡 1670m~(登り1時間)~横尾谷・本谷橋 1782m~(登り1時間10分)~岩石堆積地点 1995m~涸沢・Sガレ 2070m~(登り50分)~涸沢小屋への分岐地点 2245m~パノラマコース合流地点 2293m~涸沢ヒュッテ 2309m
[2日目] 涸沢ヒュッテから上高地バスターミナルまで、歩行時間 5時間10分
涸沢ヒュッテ 2309m~(下り30分)~涸沢・Sガレ 2070m~(下り40分)~横尾谷・本谷橋 1782m~(下り50分)~横尾(横尾山荘・横尾大橋) 1620m~(平地50分)~新村橋 1580m~(平地20分)~徳沢 1562m~(平地1時間)~明神分岐 1531m~(平地1時間)~上高地バスターミナル 1505m
横尾から涸沢までの登山ルート地図
涸沢周辺地図
涸沢 地図(Map of Karasawa, Chūbu-Sangaku National Park, Nagano Prefecture, Japan)
夕闇迫る涸沢にテントの華が咲きました。(写真:2019年10月05日18時17分撮影)
涸沢の朝、暗い時間からザイテングラートを登る登山者のヘッドランプが数珠つなぎ(写真:2019年10月06日5時10分撮影)
モルゲンロートに染まる涸沢(写真:2020年10月07日 5時51分撮影)、「朝焼けは雨 夕焼けは晴れ」という諺、綺麗なモルゲンロートが見られたら天気は下り坂か・・・。どうなんでしょう?この日のモルゲンロートはかなり綺麗で、日中は晴天と美しいうろこ雲のもと奥穂高岳へ登って、かなり幸せでした。が、夕方から一晩中雨が降り、翌朝はずぶ濡れのテント撤収し、上高地までずっと雨でした。台風接近の天候悪化でした。
涸沢の池に映る北穂高岳(写真:2019年10月06日16時14分撮影)、涸沢ヒュッテのヘリポートから少し西へ行くと涸沢大雪渓(秋なので小さな雪渓が残るのみ)からの雪融け水が池になっています。
上高地から横尾を経由して涸沢へのコースポイント説明と写真
涸沢の山小屋とテント場
涸沢から眺めた山並み
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