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立山
称名滝
称名滝(しょうみょう の たき)は、落差日本一(4段構成で350メートル)の滝です。通常期には毎秒0.5トンから2トン、融雪期や豪雨の後には毎秒100トンの水が4段に折れながら落差350メートルを流れ落ちます。1段目は70メートル、2段目は58メートル、3段目は96メートル、4段目が最も大きく126メートルあります。滝壺は直径60メートル、水深6メートルです。国の名勝・天然記念物に指定(昭和48年)され、平成2年には日本の滝百選にも選ばれています。
立山連峰を源流とする称名川が、
弥陀ヶ原台地から一気に称名滝として流れ落ち、常願寺川に合流し富山湾に至っています。雪解け水が増える春には、称名滝の右側に落差500メートルのハンノキ滝が現れ、V字型の美しい滝となります。
虹と称名滝、
紅葉の称名滝
称名滝(写真:2008年7月2日11時57分撮影)、八郎坂の第一展望台から見た称名滝
秋の称名滝(写真:2011年11月2日撮影)
称名滝の写真
一段目の滝(70メートル)
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二段目の滝(58メートル)
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三段目の滝(96メートル)
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四段目の滝(126メートル)
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称名滝への行き方
- バス(称名滝探勝バス):立山駅から称名平(休憩所)まで所要20分(1日最大10本・1時間間隔で運行・4月下旬から11月上旬)、バス下車後は称名滝まで徒歩30分(1350m)
- 自動車:立山駅付近から県道立山称名線(バスの路線と同じ)を通り、称名平駐車場(無料)に駐車。称名滝まで徒歩30分(1350m)、県道立山称名線の通行可能期間は例年4月下旬から11月下旬(積雪状況で前後します)
- その他:立山アルペンルート(高原バス道路)の弘法バス停から八郎坂(登山道)を下り称名滝へ行くことも可能です。約2時間半のコースです。
称名滝地図
弥陀ヶ原台地の断崖絶壁(
悪城の壁)と称名川を見ながら県道立山称名線を通り、駐車場のある称名平へ到着です。称名平には称名滝の資料展示室(無料)があるので滝へ行く前に覗いて称名滝の生い立ちなどを勉強すると良いでしょう。称名平から称名滝までは、称名滝探勝路を40分から50分ほど歩きます。途中には大日岳や立山アルペンルート(高原バス道路)に至る
八郎坂への登山口があります。探勝路の突き当りは、滝壺から下流300メートルの場所にある称名橋です。この橋を渡った向こう側に滝見台園地があり称名滝を眺める(見上げる)ことができます。滝から300メートルは離れているのですが、「落差日本一」は伊達ではなく水しぶきが凄いです。このあたりは標高1100メートルですが真夏だとかなり暑いのですが、水しぶきを浴びる場所(特に称名橋)はかなり涼しいです。滝見台園地は、滝に近くて迫力はあるのですが近すぎるのが難点です。この場所からは、2段目の滝や4段目の滝の下部が見えません。
折角来たのだから称名滝の全体をしっかり見たい、という方は標高の高い場所へ行く必要があります。称名滝探勝路の途中にある飛龍橋の袂に八郎坂登山口があり、1時間ほど登山道を登ると展望台があります。八郎坂は、立山アルペンルートが出来る以前には弥陀ヶ原や立山へ登る登山道として利用された道です。弥陀ヶ原台地から称名川へ落ち込む断崖絶壁に作られた九十九折れの道で足場が悪いのが難点ですが称名滝がよく見えるので結構利用者があります。
八郎坂地図
立山へは行くけど称名滝へ廻るほど時間が無い場合は、
立山黒部アルペンルートの
立山高原バス車中からでも称名滝を見ることが出来ます。高原バスは「滝見台」と呼ばれる場所で一時停車し、バスの車窓から称名滝を見せてくれます。バスの進行方向左手に滝が見えるので、美女平からバスに乗るときは左側の窓側に座ると良いです。雪解けの水量の多い時期には称名滝の右側にハンノキ滝が現れ「V字の滝」となります。なお、ガスがかかり滝の眺めが悪い時は素通りします。
立山黒部アルペンルートの高原バス車中「滝見台」から見た称名滝
4月の称名滝(2006年)
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6月の称名滝(2014年)
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7月の称名滝(2006年)
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8月の称名滝(2011年)
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10月の称名滝(2012年)
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