いこまいけ高岡 >
立山 /
室堂から弥陀ヶ原へのハイキングコース
弥陀ヶ原
弥陀ヶ原(みだがはら)は、立山カルデラの西端にある標高1600mから2100mにかけての高原台地で、湿原を形成しています。弥陀ヶ原湿原には、大小あわせて3000個以上の「ガキ田」と呼ばれる水溜り(池塘:ちとう)があり、それらを縫うように木道が整備され湿原を散策できるようになっています。ニッコウキスゲ(立山での呼び名:ゼンテイカ(禅定花))やワタスゲ、ミヤマホタルイ、モウセンゴケの群生地であり、7月頃に見ごろとなります。他にも多くの高山植物が見られます。弥陀ヶ原台地の西側は、急峻な崖になっており、落差日本一(高低差350m)の滝「称名滝」や一枚岩の大断崖としては日本最大級(横方向2km・高さ500m)とされる「悪城の壁」があります。弥陀ヶ原のバス停から南東に400メートルほどの場所にある立山カルデラ展望台からは、日本有数の規模がある立山カルデラのくぼ地を俯瞰でき、遥か向こうに五色が原やアルプスの峰々を展望できます。
2012年7月に大日平とともにこの弥陀ヶ原が「立山弥陀ヶ原・大日平」としてラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録されました。火山活動によってできた溶岩台地と豊富な雪解け水によってできた珍しい高層湿原す。湿原は標高1,000メートルから2000メートルの場所に付近に広がり、日本国内では最も標高の高い所にあるラムサール条約登録地です。
この弥陀ヶ原では、6月頃までの雪のある時期にはスノーシューを用いた雪原トレッキングができ、7月には高山植物などの自然観察、9月下旬から10月中旬の紅葉シーズンには湿原全体が赤色に染まります。
弥陀ヶ原の宿泊施設としては、弥陀ヶ原ホテルと天望 立山荘(富山県営国民宿舎)があります。
夏の弥陀ヶ原(写真:2012年8月9日撮影)
立山高原バスから見た弥陀ヶ原の全景(写真:2006年7月26日撮影)
弥陀ヶ原地図(Google Map)
弥陀ヶ原の見所と宿泊施設
弥陀ヶ原のホテルと国民宿舎および山小屋
弥陀ヶ原で見られる高山植物
ページ先頭(立山:弥陀ヶ原)へもどる。
Copyright © 2006-2021 Ikomaike TAKAOKA. All Rights Reserved.